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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは栗下直也です。

ここのところ、雑務に追われ、泥酔野郎を自称している身としてはありえないほど朝から晩まで酒も飲まずに一日中パソコンに向かってタイピングしているのですが、全くもって終わる気配が見えないこともあり、泥酔する気が起きません。もはや何のために生きているのかと深夜にショップチャンネルを眺めながら自問するくらいの精神状態なのですが、調べ物ついでにアマゾンを見ていたら現実逃避で『銀行渉外担当 竹中治夫』をつい全巻kindleで買ってしまし、読破するくらいなので、まだまだ大丈夫なのでしょう。さすがに三国志展に感化されたからといって『三国志』全60巻を再び買いそろえるほどの暴挙に出ませんでしたが。ポチらずに耐えた、私、偉い。ワンクリックでいろいろできるのも困りものです。

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『哲学と宗教全史』読み終えたとき、旅がはじまる

本書では、どのような人物がどんな宗教や哲学を生み出してきたのかを歴史の流れの中で学ぶことができる。今までの歴史本よりも人物にスポットライトが当たっているのだ。例えば、ヨーロッパでプラトンやアリストテレスが建てた大学がローマ皇帝によって閉鎖され… more


 刀根 明日香

『生物の中の悪魔』我々の中にもいるかも知れない「マクスウェルの悪魔」

本書に出てくる「悪魔」というのは、宗教やオカルト的な意味での悪魔ではなく、エントロピー増大の法則を破る思考実験上の「マクスウェルの悪魔」に由来する架空の存在である。生物の中にも、いまだ正体の明かされないこのような「悪魔」がいるのだろうかという… more


 堀内 勉

『交通誘導員ヨレヨレ日記』人生の縮図そのものの悲哀

実態が世間によく知られていない「交通誘導警備員」。今年73歳の著者が体験した「下流老人」の労働現場は切実だ。超高齢化社会に進む現代日本の縮図がここにある。 more


 東 えりか

地図帳は、愛玩物であり夜空である 『地図帳の深読み』

帝国書院の本だ。そう、あの地図帳で有名な出版社である。ほとんどの教科書は捨ててしまったが「地図帳」だけは手元に残しておいた、という方も多いのではないだろうか。本書は、そんな方にピッタリの本である。とっておいたのは、表向きには「ニュースの時に確… more


 吉村 博光

これが実話だなんて!『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』

ロンドンの王立学院に通う20歳の音大生が、あの大英自然史博物館から、死んだ鳥の羽を盗んだ――なぜ、前途有望な若者が300羽近い鳥の美しい羽根を? 世にも不可思議な盗難事件の顛末を追った犯罪ルポ。ページをめくる手が止まらない、思いがけない快作登… more


 足立 真穂

『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか

いったんでき上がった社会の仕組みは、社会のコンセンサスがなければ決して変わらない。そして、その前提となるのは透明性と公開性であり、これがない改革は必ずつまずく。こうした仮説のもと、雇用、教育、社会保障、地域社会、政治、さらには日本人の「生き方… more


 堀内 勉

『暴力と不平等の人類史: 戦争・革命・崩壊・疫病』平等は破壊の後にやってくる

ものすごい本だ。まずはページ数。索引と原注だけで141ページ。本文582ページ。重い。次は帯。「核戦争なき平等化はありえるか?」という文章が美しい縦書きで書かれている。不意をつかれてギョッとする。横書きには第二次世界大戦、毛沢東の「大躍進」、… more


 成毛 眞

『韓国 内なる分断: 葛藤する政治、疲弊する国民』これを読まずに韓国政治を語ってはいけない

 「韓国の現代政治史」をコンパクトにまとめた本だと理解した。立場は中立にして冷静。これを読まずに韓国政治について語ってはいけないと思う。連続する大統領の悲劇や反日など、この本の中では小事に過ぎない。それほど韓国内の政治対立は歴史的にも地域的に… more


 成毛 眞

今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


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