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こんにちは。栗下直也です。先週、HONZサイトで告知いたしました「『ノンフィクションはこれを読め!2014』刊行記念HONZ公開大忘年会」(12月26日20時~、下北沢B&B)の開催が迫ってきました。
「忘年会を公開して需要があるのでしょうか?」、「私はガバガバ飲むけど、そんなの公開しちゃっていいのかしら」という遠藤陽子の心配は杞憂に過ぎなかったようで、残席わずかになっています。年末の馬鹿みたいに忙しい時期に、「他にすることがあるだろ」とメンバー一同、自分たち自身に突っ込みをいれたくなる中、お付き合いいただき誠にありがとうございます。
私個人としても、公開朝会は半分は二日酔いで半分は寝不足という状態でしたので、ついに夜会の公開となり、時が来たと万全を期するものがあります。
と、文脈上、「期するものがある」と書いてしまっただけで本当に期しているかは怪しいのですが、当日は会社関係の忘年会で数十分ほど燃料を投入してからフルスロットルで参戦する予定です。興味がありながらも、申し込みがまだの方は是非、御参加ください。
もはやノンフィクションサイトの集いのお知らせではなく単なる飲み会の案内になっている気もしますが、今週もメルマガスタートです。
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東 えりか |
本書は、衰退する東京下町工場が世界初の偉業を成し遂げるまでの過程を追ったノンフィクションであり、町工場のおじさんがぶち上げた深海探査機の開発構想が実現に至るまでの紆余曲折を描いている。新規プロジェクトのワクワク感と産みの難しさが詰まった一冊… more
久保 洋介 |
どんな研究がいい研究か?いろいろな考えがあるだろうけれど、わかりやすい研究がいちばんだ。気の利いた小学生高学年の子にわかるように説明できる研究、というのがひとつの条件だと常々思っている。この本の著者である吉崎さんの研究目的はほんとうにわかり… more
仲野 徹 |
実際の殺人事件を捜査する刑事たちに密着・撮影した、実録写真集。時代は、戦後まもない昭和33年、モノクロの陰影がバラバラ殺人の謎を深めていく――神保町でイギリス人に「発見」され、フランスの出版社を経て、日本でも刊行された評判の写真集をもう見ま… more
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サバがマグロを産むとはなんとも信じがたいが、東京海洋大学の著者らは既に、ヤマメにニジマスを産ませることに成功している。結論から言ってしまえば、まだサバからマグロは生まれていない。それでも著者は、この研究は頂上までの道程の9合目に達している… more
村上 浩 |
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仲野 徹 |
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出口 治明 |
『小説フランス革命」の解説を依頼いただいたときに、最初に思いだしたのが『複合大噴火」、そして歴史気候学について読んだ一連の災害とその影響である。18世紀の百年は、大きな自然災害が重なった。本書8巻の解説で永江朗氏が書いているように1783年… more
東 えりか |
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野坂 美帆 |
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古幡 瑞穂 |
一年の終わりが近づいています。振り返ると、いつも周りの方々に助けられ、励まされ、支えられてここまでこれたなぁとしみじみ思います。とりわけ仕事関係の方々には大変お世話になりました。 more
吉川 敦子 |
12月も半ば、忙しくて本を読むどころではないという方も多いのではないでしょうか。かくいう私も今月は忘年会に追われ、まだ一冊も読めておりません。 もっとも私の場合、村上浩に会うたびに「遠藤さんって、ほんと本読んでないよね」と言われております… more
遠藤 陽子 |
青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
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「結婚できない」のか「結婚しない」のか。30代、40代の独身男性が増え続けている。少し前のデータになるが、2010年の国勢調査では30歳から34歳の男性の未婚率が47.3%に達している。ほぼ2人に1人が未婚という状況だ。
電子書籍「僕たちが結婚できない理由~ロスジェネ未婚男22人の本音~」は30代の独身男性にフリーライターの大宮冬洋さんが取材し、恋愛や結婚に対する本音を引き出したインタビュー集だ。
この世代は大学3、4年生で就職氷河期を経験したことから「ロストジェネレーション(失われた世代)」と呼ばれている。同世代の大宮さんが友人や仕 事仲間など気の置けない人々と酒を飲みながら、恋愛や結婚について本音で語り合うコラム企画としてWebに連載され、絶大な人気を集めた。掲載は2008 年から2009年で、独身男性50人に話を聞いた。
2011年からはその50人を追跡取材し、再びコラムとして連載した。取材に応じてくれたのは38人。毎月1人ずつ取材して3年余りで連載を終えた。大宮さんのアイデアで両連載をまとめて、未婚だった男性22人のインタビューを電子書籍化した。
未婚者のインタビューだけを集めたのは受け答えのダメっぷりが読んでいて面白いこともあるが、作品としてまとめることで、男性たちが結婚しない、できない理由が見えてくるのではと思ったからだった。
当初は年収で区分し2冊にする構想もあった。22人を年収順に並べ、2分した場合区切りは550万円だった。男性の結婚において、年収は非常に大き な要素だ。男性の年収と婚姻率には因果関係があることは「男性不況」(東洋経済新報社、永濱利廣・著)でも指摘されている。実際に大宮さんのコラムで取材 したケースでも、男性の年収が多いほど結婚している確率は高いし、独身でも彼女がいる割合は高い。
結局、年収では分けなかった。22人のインタビューを繰り返して読んでいると、収入の問題ではないな、との実感を持ったからだ。登場人物には年収 2000万の弁護士や医師、キャリア官僚もいる。むしろ、読めば読むほど、登場人物の自己愛の強さを感じる。とにかく、自己中心的な人々なのだ。恋愛でも 結婚でもまずは自分優先という人ばかりだ。
大宮さんは「あとがき」で、結婚できない、というより「しない」男たちと総括した。校正のために読み直して、そう感じたそうだ。大宮さんが指摘する ように、彼らは他者を切実には求めていない。誰かと一緒に住んで、気遣いをするぐらいなら独身生活の方が気楽で自由に過ごせるのだ。確かに今どきの結婚は 彼らにとって必須ではなくて「趣味嗜好の一つ」に過ぎないのかもしれない。
私もあとがきをもらった後、いったんは書名を変更しようかとも考えた。彼らは「結婚しない」ことを自ら選択していると感じたからだ。悩んだ末に「結 婚できない」を選択した。彼らの生活は気ままで楽しそうではあるが、読んでいてそう幸せそうには見えない。積極的に「結婚しない」ことを選択しているとは 思えず、どこか逃げていると感じた。だから「結婚できない」の方が彼らにはよりふさわしいのではと考えた次第だ。
登場人物は「結婚相手に出会えない男」「結婚に踏み切れない男」「結婚に積極的になれない男」など6タイプに分類した。友人、同僚、部下など、あなたの周囲の独身男性と比べてみてほしい。彼氏が登場人物にどこか似ていると感じた女性は特に注意が必要だ。
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