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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。メルヘン栗下です、日頃の行いが悪いからでしょうか。体調絶不調です。高熱がひかないうえに、いきなり所構わず鼻血が大量に出ます。自宅で、電車の中で、マクドナルドで。無差別鼻血テロに悩む毎日ですが、お元気ですか。

熱で頭が朦朧としていたせいでしょうか。血染めのタオルを見て、「極道が指を詰めた時はどのくらい出血するのだろうか」とぼんやりと天井をみつめながら思いました。最近見直した『仁義なき戦い 代理戦争』の川谷拓三も切り落としていて痛そうだったし、どうなんだろうと。

で、実際、小指を切断すると、どのくらい血が出るのでしょうか。まあ、ネットをちまちま調べれば出てくるんでしょうがそんな元気もなく、HONZが誇る「日本医学会の至宝」の仲野徹に聞く図々しさもなく。「体調悪いし、本でも読むか」と、アマゾンで「小指 切断」と検索すると天下のアマゾン様でもヒットしない始末。

検索対象を広げて「小指」とだけいれると本で真っ先にヒットするのが『小指ダイエット』(扶桑社)。減量でなく、欠損する話にこちらは興味があるんだよとぼやいたのは言うまでもありません。

『さまよう小指』という映画も出てきました。「さまよう小指側ではなく手の側の状態がしりたんじゃ、手の側の状態が、のう」と菅原文太でなくても切れたくなる勢いです。ニーズが極道並みに常軌を逸しているのでしょうか。

で、仕方なく、『仁義-』を見返せばフィクションとはいえ参考になるのかと、会社を休んで暇だったので見返したら川谷拓三が切り落としていたのは指ではなく、腕でした。鼻血どころではありません。痛そうで堪りません。

もちろん、すぐに、「腕 切断」と検索し直したのですが(どうかと思うが…)、「おい、アマゾン!少しは配慮して表示しろよ!!!」って画像が多数陳列され、鼻血が再噴火しそうなほど血圧が上昇しました。子供の頃に見たピナトゥボ山の大噴火が脳裏をよぎったほどです。「おまえ、いいすぎだろ~」と興味がある方は自らググってください。心臓の弱い方にはおすすめできませんが、たまにはこういうネット書店の使い方もいかがでしょうか。

そういえば、小指以上に彷徨っているメルセデス新井さん、お元気ですか。メルセデスさんの留守をまさかの「天井と鼻血と極道の小指」でつなぎました。「部屋とYシャツと私」級の衝撃だなと自画自賛がとまりませんが、そろそろ登場お願いします。

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今週のニュース

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本日より、『ダイヤモンド・オンライン』への記事配信がスタートしました。経済・ビジネス情報サイトと知られる『ダイヤモンド・オンライン』においても、書評へのニーズは高く、より幅広い読者の方にノンフィクション書籍の面白さを伝えていければと考えております。週1回のペースで、ノンフィクションの厳選したレビューを提供して参りますので、HONZサイトと併せてご活用ください。 more

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PRHONZで紹介された書籍が約800冊!

HONZメンバーが何冊もの本から選び抜いた書籍の専用本棚を設置するd-laboコミュニケーションスペース。Webとリアルを連動させ、「これがしたい!」という想いを顕在化させる全く新しいコミュニケーションスペースです。

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