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こんにちは。
栗下直也です。「新しい生活様式」に皆様、慣れましたか?私は、元々、「ひとり働き方改革」を誰にススメられるわけもなく勝手に実践しており、その結果、幽霊社員になりつつある身としては、あまり関係ないやと思っていたのですが、間接的な影響が出まくっている今日この頃です。
この前、知人のベンチャー企業に遊びに行ったら、けっこうでかいビルにワンフロアをデーンと借り切っていたのですが、フロアにいた社員が2人。その上、デスクトップのモニターがあったりなかったり。「みんな、家で作業するから持って帰っちゃったんだよねー。テレワークあるあるだよね」と知人は時代の先端を行く光景を笑っておりました。しかしながら、見方を変えれば非常に殺風景なわけで、そこに坊主頭の私がいると、夜逃げした企業に債権者として駆けつけたものの、他の債権者に根こそぎモノを持って行かれた後で、おいおい、どうすんだよと嘆きたくなるナニワ金融道の世界にしか私には思えませんでしたが、それは内緒です。
その後、お互い、久々の外出に気疲れしたのか、呑み屋に入るも呑むモチベーションも上がらず、ご飯をおとなしく食べながら日本のエネルギー政策を語るという謎の展開になり、私は頷いているだけだったので、疲労がさらに重なり、解散。俺はいったい何の為に都心まで出たのだと思い、何か痕跡を残そうと本屋に行こうかなと一瞬思うも、結局、電子書籍を買い、電車に乗り込みました。こんな感じで、私の生活にも「新しい生活様式」が入り込んできているわけです。
さて、今週のHONZの個人的な一押しは麻木久仁子が紹介した
『ファシズムの教室』です。
今週もメルマガスタートです。
甲南大学文学部の田野大輔教授のファシズム体験学習である。 田野教授が「田野総統」、学生たちは「田野帝国の国民」となって行なわれるロールプレイングを通して、人々がファシズムを受け入れるときどのような感情の動きがあるのかを体験させ、いわば「ファ… more
麻木 久仁子 |
本書はすっかり色あせてしまった従来のグローバリズムの問題点を洗い出し、新たなビジョンと方法論を提唱する、いわば「新生グローバリズムのマニフェスト」だ。著者が浮世離れしたドン・キホーテではないことは、本書を読めばわかる。むしろ欧米諸国の視点だけ… more
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6月に入り閉店していた店舗も続々お店を再開しています。待ちわびていた読者も多いのか店頭の売上は好調です。学校の夏休みも短くなりそうななか、夏の書店店頭にはどんな本が並ぶのでしょうか。 more
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2019年ノーベル経済学賞受賞者が、移民、経済成長、気候変動、経済格差などの大きくて複雑な社会問題について切り込んでいく一冊だ。経済学って小難しくてとっつきづらい。人の心理を単純化しすぎで、実感が湧かない。そもそも経済学って、どれほど社会の役… more
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2007年、シリアの砂漠地帯で密(ひそ)かに建設されていたアルキバール原子炉を、イスラエルが空爆した。イスラエル政府がこの攻撃を公式に認めたのは18年になってからだ。本書は、秘密裏に行われ、その後もイスラエルが黙秘してきた原子炉攻撃の全貌と、… more
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発売日は先月5月8日。ひっそりと世に現れていた奇書だ。著者のジェフリー・ルイスは核不拡散と地政学の専門家だという。原題は「米国に対する北朝鮮の核攻撃に関する2020年委員会報告書」つまり2020年に勃発した北朝鮮の核攻撃を3年後に公式報告書に… more
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