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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。
栗下直也です。「新しい生活様式」に皆様、慣れましたか?私は、元々、「ひとり働き方改革」を誰にススメられるわけもなく勝手に実践しており、その結果、幽霊社員になりつつある身としては、あまり関係ないやと思っていたのですが、間接的な影響が出まくっている今日この頃です。

この前、知人のベンチャー企業に遊びに行ったら、けっこうでかいビルにワンフロアをデーンと借り切っていたのですが、フロアにいた社員が2人。その上、デスクトップのモニターがあったりなかったり。「みんな、家で作業するから持って帰っちゃったんだよねー。テレワークあるあるだよね」と知人は時代の先端を行く光景を笑っておりました。しかしながら、見方を変えれば非常に殺風景なわけで、そこに坊主頭の私がいると、夜逃げした企業に債権者として駆けつけたものの、他の債権者に根こそぎモノを持って行かれた後で、おいおい、どうすんだよと嘆きたくなるナニワ金融道の世界にしか私には思えませんでしたが、それは内緒です。

その後、お互い、久々の外出に気疲れしたのか、呑み屋に入るも呑むモチベーションも上がらず、ご飯をおとなしく食べながら日本のエネルギー政策を語るという謎の展開になり、私は頷いているだけだったので、疲労がさらに重なり、解散。俺はいったい何の為に都心まで出たのだと思い、何か痕跡を残そうと本屋に行こうかなと一瞬思うも、結局、電子書籍を買い、電車に乗り込みました。こんな感じで、私の生活にも「新しい生活様式」が入り込んできているわけです。

さて、今週のHONZの個人的な一押しは麻木久仁子が紹介した

『ファシズムの教室』です。

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今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


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