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こんにちは。栗下直也です。朝から「満身創痍」とググってしまいました。「自業自得」ともいれてみました。もちろん、意味は知っていますが、調べたくて堪らない状況でした。目覚めたら、スマホも眼鏡もありません、なんでしょう、この「いつかきた道」感。「いつもくる道」なような気もしますが。
さかのぼること5、6時間前。私、ふれあっていました。地面と。地面も私のことが恋しかったと思います。久々のスキンシップです。残念ながら記憶がなく、第三者からみたら、悶えながら、路上でうずくまっているようにしか見えなかったでしょうが。実際、うずくまっていたように映ったのか、親切な方が、私と地面とのまぐわいを止めて、家まで送り届けてくれました。ニッポン、最高。
前置きが長くなりましたが、こんなことになったのも昨晩、HONZの夜会があったからです。「夜会」とは重みがある響きですが、単なるレビュアーの飲み会です。本の話は一切しません。普段、ネット上でしかやりとりがないので、たまには懇親しましょうという狙いです。メルマガ読者の皆様の関心は、成毛眞や仲野徹や内藤順が酒席でどんなことを話しているかでしょうが、ご期待に添えません。「8時半の男」の異名をとる私、普段は8時半を境に記憶が途絶えるのですが、昨日はテキーラをがぶ飲みしたこともあり、8時くらいから記憶がありません。
考えてみれば、テキーラだけが原因ではないかもしれません。ゼロ次会と称して、夜会の前に、ユナイテッドアローズが運営するバーでオリジナルのクラフトビールをがぶ飲みしながら、バーテンダーと語り合うという、私を知る人ならば、もはや笑うのを通り越して凍りついてしまうような、柄にもない行動に出た罰かもしれません。成毛眞に「よく追い出されなかった」と指摘されましたが、ごもっともです。お客様は神様です。ニッポン、やはり最高。ネトウヨではありません。
そんなわけで、夜会について語れるのは、飲み会前と、家にたどり着く寸前という体たらくですが、なくしたと思っていたメガネとスマホが見つかるというサプライズが。眼鏡は仲尾夏樹がスマホは刀根明日香が保管してくれていました。どんだけ心配されているんでしょうか、私。そして、路上でうずくまるにしても、家の近くまでどうやって帰ってきたか謎でしたが、峰尾健一がタクシーに乗せてくれて、ドライバーさんに金を渡してくれたそうです。全然記憶にございません。
なんということでしょう。昨晩は気持ちが悪くて、変な液体がこみあげてきましたが、今朝は感動で涙がこみあげてきそうです。泥酔したことで、HONZの熱い結束を感じるとは。HONZレビュアーの皆様の厚意で、だらしない私、何とか生きておりますと実感した夜でした。と書きながらも、刀根明日香よ、他人のスマホはやはり、持ち帰らなくない?
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