>> 正常に表示されない場合はこちらから

HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは!栗下直也です。いつもはお盆はメルマガを配信を休んでいますが、今年は発行です。

というのも、先週、決して前文が面倒なわけでなく、本当に面倒なわけでなく、早く飲みに行きたいから端折ったわけでもなく、簡素な方が真意が伝わるかと、心から思い、前文を簡素化したら、あまりの簡素化に「もしかして、前文を書けないなんてコロナか」という趣旨の文言をsns上で見つけ、二日酔いで手を抜くとまさかの展開になるのかと、茫然とし、考えを改め、お盆の配信に至ったわけです。

そんなわけで、雨にも風にもウイルスにも負けそうでも、意外にしぶといhonzメルマガ、今週もスタートです。

最新記事

『京都に女王と呼ばれた作家がいた』男たちはなぜ彼女に魅了されたのか

この本の帯は傑作だ。そこにはこう書かれている。 「京都で人が殺されていないところはない」 京都に住み、京都を舞台にしたミステリーを書き続けた作家といえば、山村美紗である。22年間の作家生活の中で200冊以上の本を出し、売り上げは3200万… more


 首藤 淳哉

『直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』白黒はっきりつける決断に

タイトルが結論である。装丁は黒を背景に白文字、力強いフォント、白と黒を反転させた帯。脱線のない文章で、余計な虚飾もなく、淡々と展開される。表題の結論の骨格に、4人の経営者の物語で肉付けしていく。安藤百福、小倉昌男、本田宗一郎、西山彌太郎、それ… more


 山本 尚毅

人生は競馬の比喩なのか 『「地方」と「努力」の現代史 ―アイドルホースと戦後日本』

本書は、ノスタルジアという概念を分析軸として、国民的な人気を集めた三頭の競走馬をめぐる「語り(報道)」を読み解くものである。現役当時の報道だけでなく追悼報道を読み比べることで、類書にはない深みをもった内容となっている。おそらく、競馬ファンなら… more


 吉村 博光

『思考の整理学』を買ったのは、どういう人たちなのか?

『思考の整理学』で一躍有名となった外山滋比古さんが逝去されました。文庫版は250万部を超える大ベストセラーになり、今でも毎年毎年版を重ね続けています。今回はこちらについて見ていきます。 more


 古幡 瑞穂

『スポーツ・アイデンティティ どのスポーツを選ぶかで人生は決まる』「皆が野球」ではない、スポーツ選択を考える

本書は文化論であり、組織論であり、教育論でもある。組織内のコミュニケーションに悩む人ならば、上司や部下がどのようなスポーツの経験者かを知ることで、会話を友好的に運ぶ方法を見いだせるかもしれない。小さな子どもを持つ親ならば、子どものスポーツ選択… more


 栗下 直也

『KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ』

僕はスパイ小説には目がなくて、若いころはイアン・フレミングやジョン・ル・カレに耽溺したものだった。このジャンルは、なぜか、連合王国(uk、イギリス)のお家芸だが、本書も例外ではない。しかもフィクションではなく、これは実話なのだ。まさに「事実は… more


 出口 治明

『南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊』逃げ場なしの極寒、懐にジョークを携えて

南極大陸内陸部、人間がいなければどんな生物もいない場所で、風すら吹かない時は、あまりの静寂ゆえに、己の心臓の脈打つ音や、血管を血が流れる音が聞こえてくるという。高校時代、学校に講演に来たOBからその伝説のような話を聞いた瞬間、著者の南極に行く… more


 西野 智紀

『ピダハン』の著者による、言語獲得&形成の進化史──『言語の起源 人類の最も偉大な発明』

言語はいつ生まれたのか。 この問いに何万何千年前のある瞬間──というわかりやすい答えがあるわけではない。そのうえ、音声記録など残っているはずもないから、遺跡や痕跡からその地点を確定させることも難しい。いまだに、人類史のどのタイミングで言… more


 冬木 糸一

送信専用メールアドレスから配信されています。
このメールにご返信いただいても内容の確認・回答はできません。
お問い合わせ、ご不明な点は info@honz.jpまでご連絡ください。配信解除はこちらからお願いいたします。

ノンフィクションはこれを読め!https://honz.jp/
Copyright © HONZ All Rights Reserved.