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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。突然ですが、私、『仁義なき戦い』シリーズが大好きです。
以前も書きましたが、チョー好きなんです。決してネタ切れではありません。

最初に観たときは「第一作で、銃弾打ち込まれまくって惨殺されたはずの奴が何でもう一回出てくるんだよ!」と驚きましたが、『仁義』は、スターを何度も登場させるために、同じ役者がシリーズで別人として複数回登場させるという手法を採用しています。

正直、アタマがこんがらがるのですが、シリーズに3回出てきて、3回とも惨殺され、強烈な印象を観る者に与えたのは松方弘樹ではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、松方弘樹の死去直後に発売された『無冠の男 松方弘樹伝』(講談社)。おもしろいです。

「ヒロポン打ちつつどさ回り」、「やくざじゃない、役者だ!」、「稲川総裁と松方部長」、「プライベートジェットとVシネマ」。目次から一部を抜粋しましたが、どうですか、お客さん!松方弘樹の人生を辿ることで昭和から平成の映画史を浮かび上がらせる評伝になっています。

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