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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。これまでも何度かふれてきましたが、HONZのメンバーに会うことはほとんどありません。たまに村上浩から「おじさん、今日ひま?」といきなり連絡がくるくらいです。どんだけ暇だと思われているのでしょうか。

HONZのメンバーいじりは現在、メルセデス新井の四コマ漫画が担っているのですが、正直、二人で毎週いじるほどネタがないのです。常時、ネタ不足でカラカラなわけですが、たまにドーンと飛び込んできます。今週はSNSを見ていたら、昨秋に、立体駐車場を大破させたメルセデス新井のその後だったり、ZOZOTOWNになぜか鰐部祥平が載っていたり。そして麻木久仁子は新刊イベントで忙しそうです。

「麻木さんの新刊は先週のメルマガで読んだよ」と思われる方もいるかもしれません。何をおっしゃいますか。良い物は何度でもすすめる。断られてもすすめる。それがHONZの精神です。

どうでしょう、この持ち上げっぷり。我ながらどん引きです。「おまえ、何かあったのかよ」と思われるかも知れませんが、何かあったのです。

遡ること、1カ月ほど前。麻木久仁子から連絡がありました。「献本送ります」。

どういった風の吹き回しでしょうか。私、これまで麻木久仁子から貰った物と言えば、少々の冷笑くらいです。「おお、冷笑でなく本をくれた」と感激してしまいました。我ながら、単純すぎて泣きそうです。

その頃、酒の飲み過ぎか、絶不調だった私としては本のタイトル『ゆらいだら、薬膳』に非常にほっこりした記憶があります。「地震、雷、火事、アサギ」などと陰で言ってごめんなさいと心の中で詫びたのはいうまでもありません。

とはいえ、根が忘れっぽく、かつ珍しくあちこちに遠出して家を空けていたこともあり、すっかり本のことを忘れていました。ネット記事で麻木久仁子がイベントに出ているのを見て、「あっ」と思い出す始末。先週、メルセデス新井に「麻木さん、マジこわいから、漫画書いておいて」と頼んだ次第です。心の中で詫びたのは何だったんでしょうか。

冗談はさておき、麻木久仁子といえば最近ではクイズでしたが、なぜ薬膳なのか。年齢に関係なく、いくつになっても新しいことに取り組むというのは言うはやすし。フェイスブックに毎日のようにあがる薬膳料理を感嘆して眺めていました。

料理本であり、エッセイ本である本書は、人生100年時代の今、誰にとっても共通する第二の人生や人生の方向転換をぼんやり考えるのに良いかもしれません。

今週もメルマガスタートです。  

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