>> 正常に表示されない場合はこちらから

HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。今年もあと2週間あまりですね。各種メディアでも今年の振り返り的な特集が増えてきましたね。

もちろん、HONZでも毎年恒例の「HONZ今年の一冊」を予定しています。

初めての方のために、この企画の趣旨を説明しますと、レビュアーに今年のMy Bestを1冊決めてもらう。ただし、どういう尺度でBestなのかは各人の自由で決めるというものです。ナイスですね。

掲載は12月30日前後を予定しています。「おいおい、30日って、告知は来週で良いじゃないか。早すぎない?」と突っ込まれそうですが、最近は飲み疲れで、メルマガに書くべき内容、つまり、くだらないことが全く思い浮かびません。メルマガの前文なのでくだらないことを書く必要はないのですが、申し訳ない気持ちで一杯です。2週間も先の企画を案内してしまうなんて。

ちなみに3段落目「初めての方に~」はレビュアー宛に内藤順が発したメッセージをコピペしました。どんだけ二日酔いなんでしょうか。セクシャリティの問題に関係なく、消えてなくなりたいです。

今週もメルマガスタートです。

最新記事

全米が泣いた!そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』

誰もがうらやむような経歴を持つ若き脳神経外科医が、不治の肺がんとの診断をうけた。それまでに学んできた哲学と医学を最大限に活かし、自らの人生と病いを深く理解し、奇跡など決して信じることなく、行く末にある死を冷徹に見つめ、生き抜いた。闘ったとい… more


 仲野 徹

『ブロックチェーン・レボリューション』この技術が世界を変える、あなたがそれを望むなら

希望が失望に変わる中で時代の閉塞感が生まれ、それがBrexitやトランプ現象に現れているように思う。こうした閉塞感に対して、ブロックチェーンは、インターネットが築いてきた礎の上に、より根本的で本質的な変革をもたらす新たな選択肢を提示してくれ… more


 堀内 勉

『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、ここまでの作家人生の、一つのピリオドとなる作品になりました。

『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、2007年に起きた凄惨な強盗殺人事件を、被害者の磯谷利恵さんの人生を軸にたどったノンフィクションだ。すでにHONZでもレビューが掲載され、大きな話題を呼んでいる。これまで4作の作品を書いてきた大崎善… more


 角川書店 書籍編集部

『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版

「進化の歴史」というサブタイトルが付けられた本書では、そもそも進化がどのような証拠に基づいて確かめられ、理論が構築されてきたのか、進化の基礎単位となる種とは何であるのかというところから丁寧に教えてくれる。そして議論は隔離や適応放散というより… more


 村上 浩

『未来を築くデザインの思想』デザインは人を越えるか

本書はコンピューターが人々の生活に浸透されたのをきっかけに、生み出されたデザインの数々を紹介し纏められたものだ。本書に登場するデザイナー達は、いずれも急速に変化する時代と向き合い、コンピュータの登場によりデザインの進化や変化を予言した人物ば… more


 新井 文月

『ブルマーの謎 <女子の身体>と戦後日本』ブルマー教授が出来るまで

『ブルマーの謎』は、最近ではすっかり見ることもなくなった女子体操服の「ぴったりブルマー(密着型ブルマー)」をテーマにした一冊である。長年研究を続けた社会学者が手掛けており、ブルマー研究の決定版とも言える内容だ。しかしこの画期的な研究が始まっ… more


 小松 聰子

『文庫X』は、HONZでおなじみのあの一冊! 正体を隠すことで、どれだけ読者層が変わったのか?

今年、注目を集めた本ランキングというものがあったら、間違いなく上位に入ってくるだろう1冊があります。それが『文庫X』。盛岡のさわや書店フェザン店さんが、本1冊を熱いコメントで覆い覆面本としてタイトルを隠して売り続けた作品です。夏から今まで、… more


 古幡 瑞穂

『21世紀の戦争テクノロジー 科学が変える未来の戦争』

本書は、Everett Carl Dolman, can science end war? (first published in 2016 by Polity Press) の全訳である。著者エヴァレット・カール・ドルマンのプロフィールに… more


 河出書房新社

『毎日こなべ』食材の味を吟味しながら、少しずつ頂く

『まいにち小鍋』では、色々な鍋料理を作るために必要な小鍋のバリエーションも紹介されている。ひとつは基本の土鍋(鍋の種類に応じて白色と黒色の2種類)、それから何にでも使える万能のホーロー鍋、そしてアヒージョ、オイル鍋、すき焼きなどに使えるフラ… more


 堀内 勉

『浅草博徒一代 アウトローが見た日本の闇 』この一冊がボブ・ディランの魂を揺さぶった(のかもしれない)

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞とともに、ある一冊の文庫が突如脚光を浴びた。浅草一帯に勢力を張った伝説の博徒、伊地知 栄治の生涯を描いた『浅草博徒一代』である。授賞式を間近にひかえた11月、本書はついに緊急復刊。まるで予言めいた一文も記さ… more


 新潮文庫

えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』

日本初のお雑煮のムックである。著者の粕谷浩子さんは、お雑煮が好きすぎて、各地の食べ比べレトルトパックの会社を立ち上げた情熱の人だ。その道のりは我々が想像するより、ずっと険しいものだった。お雑煮はレストランなどに無いため、粕谷さんは「地元の人… more


 吉村 博光

慟哭のノンフィクション 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』

2007年におきた『名古屋闇サイト殺人事件』は、ネットで知り合った見知らぬ同士がおこした事件であったこと、まったく面識のない女性が帰宅途中で犠牲者になったこと、そして、その殺人方法があまりに残虐であったこと、などから世間を震撼させた。その被… more


 仲野 徹

『マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち』 研究の全体像を見渡せる概論的読み物

近年、わたしたちの体内や体表面に驚くほどの微生物がいることが明らかになってきた。人間の体にある細胞のうち、なんと90%が微生物のものであるというし、また、人体の内部や表面には1万種を超える微生物が棲息しているという。そのような、「私たちの体… more


 澤畑 塁

『ロレンスがいたアラビア (上、下巻)』サイクス=ピコ協定からバルフォア宣言まで

1918年、トーマス・エドワード・ロレンス大佐はバッキンガム宮殿に呼び出される。ジョージ五世は笑顔で「贈り物があるんだよ」と語りかける。国王の贈り物とは大英帝国勲章ナイト・コマンダーであった。戦争での活躍が評価されたのだ。ロレンスはナイト爵… more


 鰐部 祥平

『会議でスマートに見せる100の方法』働く時間があったら昼寝しろ!

会議でスマートに見えること。それが私の一番の望みだが、だれだってそうだろう。とはいっても、会議中は眠くなったり、次の休暇やランチのことで頭がいっぱいになったりしてスマートに見せるのが難しくなるときもある。そんなときこそ… more


 早川書房

今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


送信専用メールアドレスから配信されています。
このメールにご返信いただいても内容の確認・回答はできません。
お問い合わせ、ご不明な点は info@honz.jpまでご連絡ください。配信解除はこちらからお願いいたします。

ノンフィクションはこれを読め!http://honz.jp/
Copyright © HONZ All Rights Reserved.