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こんにちは。人間ドックの結果でこれまでの高血圧、脂肪肝に加え、なぜか糖尿病一歩手前と診断され、最近の気温上昇を感じることなく、震えまくっている今日この頃です。早速、メルマガのネタにするあたり、どんだけ体を張るんでしょうか。かわいそうでしょう。同情するならネタを下さい。
最近、わけあって本ばかり読んでいたのですが(理由は後述)、読みながら何度も膝を打ったのが『上を向いてアルコール』(ミシマ社)。アル中だったコラムニストの小田嶋隆さんが、なぜアル中になるまで酒を飲んだのか、酒をやめて得たもの、失ったものなどについて、軽やかに綴っています。
なぜ、そんなに感心したかというと、私、一カ月ほど、体調不良で酒席の場を離れており、その間に、「もしかしたらヤバイかも」と気づき始めたことが本書を読むことで非常にクリアになりました。確かにヤバいのです。
2月半ばから、体調が最悪だったので飲み会をひたすらキャンセルしていたのですが、そうすると恐ろしい事態に陥りました。することがないんですよ。普通ならば、映画見に行ったり、ジムで体鍛えたり、カフェでご飯を食べにいったりあるんでしょうが。普段、そんなことしないんで選択肢がないんです。仕事から家に帰ってくると、本を読むくらいしかない。体調が悪いんであまり読む気にならないんですが、いかんせん記憶がクリアなので起きている時間が長く、することがないから本を読んでました。
改めて気づかされましたね。暗い、おれ、めっちゃ暗い。そして、ほとんどの人間関係が酒を媒介にしているんじゃないかと。いや、してるんですよ。
少しばかり調子が良くなったので、一回、どうしても義理で行かなければならない会食に出かけたんですが、調子が悪く、酒を飲む気が起きなかったので、飲まなかったら、これがめっちゃ辛い。いつもみたいに酔っ払って、適当なことをぺちゃくちゃしゃべって、「じゃあ、そういうわけで」と何もまとまっていないのに何かをまとめるわけにもいかず、「ああ、帰りてー」とひたすら2時間耐えました。小田嶋さんがいうように、酒飲んでるとくだらないこと喋ってても場持ちしますが、シラフだと意外に話すことがないんですよ、相手によっては。世の中の社会人はエライ。
まあ、こんなことを書きながらも、先週あたりから全快したので、ちょくちょく飲んでいるのですが。気が乗らないときに酒でドーピングして雰囲気でごまかしてきた路線を継続するのかいなか。花見の季節を前に、今後のポジションニングが定まらない日々を送っています。
今週もメルマガスタートです。
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