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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。みなさん、お元気ですか。

暑いっすね。6月初旬ってこんな暑かったですかね。新型コロナウイルスに備える生活を送っていたら、体質変わってしまったんですかねと思うくらい暑いので、先日、丸坊主にしました。特に心の変化などがあったわけでは無いんですが、「そうだ、坊主にしよう」と、ひとりバリカンで刈りました。

と、こんなことを別の告知のついでにSNSで書いたら、仲野徹が写真を載せろ、東えりかが動画にしろ、新井文月がメルマガに載せろといってきて、えっ、SNSってそういう文化なのと、普段、ほとんど発信しない私は驚愕したわけです。

おしゃれ坊主になるはずだったバリカン大作戦ですが、前頭部の毛根が想像以上に戦意を失っており、おしゃれの定義が今世紀中に塗り変わらない限り、落ち武者にしか見えず。おかしすぎるだろ、この現実は!と、髪型と服装が合っていないだけかもしれないと肌着を脱ぎ捨て、アロハっぽいシャツを着てみたら、何度、鏡を見ても、あらゆる角度で試しても、東京ドームの前で野球のチケットやアイドルのコンサートのチケットを「チケットあるよー」とガラガラ声で通行人に声かけまくっていそうな人の、そのまた舎弟にしか見えず。そんな写真をSNSで晒して誰の得だよと思い、今に至るわけです。

とはいえ、「ここまで坊主ネタで引っ張ってゼロ回答か!」、といわれそうなので、書評という、文字で何かをあらわす作業を手がけている者として、もっとわかりやすい記述がないかと鏡を見ていたら、気付いてしまったわけです。おお、似てると。

 仲野徹の髪型に似ているじゃん。

HONZ関係者や読者のみなさんで40歳のオッサンの思いつきのひとりバリカンの末路を知りたい希有な人がいましたら、仲野徹のHONZプロフィールを見て、「ああ、あいつはこのような髪型になったのか」と、想像してください。何で仲野徹に頭の中身では無く、外側が似るのだろうか、まさしく誰の得だよと悲しくてたまらないを一周して、僥倖すぎて、泣けてきます。

こんなことを書くと、「おれはダフ屋の舎弟か!」と仲野徹に突っ込まれそうですが、仲野徹は顔のつくりが私と異なり高貴なので、ダフ屋になるわけがありません。なりたくても断られます。

「じゃあ、おれは落ち武者か!」とも指摘されそうですが、仲野徹のような上品な顔立ちですと戦に赴く侍などになるわけもなく、もし、侍でも戦に負けるわけがなく、落ちる必要は皆無なわけです。

もはや、書きながら仲野徹を上げているの下げているのかわからなくなってきましたが、最近の仲野徹先生の八面六臂のご活躍、心から尊敬しております。

今週もメルマガスタートです。


 

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今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


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