>> 正常に表示されない場合はこちらから

HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。最近、ぼけーっとニュースを見ていますと女性活躍、女性登用と、お偉い政治家が叫んでおりまして日本の成長戦略の目玉のひとつらしいです。我らがHONZは果たして女性活躍が進んでいるのかと思い調べて見ました。

6月21日から7月1日までのここ十日ほどでHONZにアップされた記事の執筆者の男女構成比はどうなっているのか。なんということでしょう。見事に5人ずつでした(延べ人数。ワンコイン広告除く)。考えてみれば、世の中には男と女しかいないので当たり前なのですが。本来のHONZメンバーが男13で女5、客員や書店員さんを含めても比率は大きく変わらないことを考えれば、めちゃくちゃ女性が活躍しています。「HONZって日にちでレビューを書く順番が決まっているから、単なる巡りあわせじゃないんですか。今回は」という大人な突っ込みは無しでお願いします。いずれにせよ、頑張れ、私を含む男ども。ぺペロンチーノを作っている場合では、ありません。

女性の活躍と並び、最近は老いも若きも活躍できる環境づくりが注目を集めております。そんなわけで、平均年齢を算出してみました。時間がないので母数が少ない女性に絞り、わかる範囲で計算してみましたが、なんということでしょう。結婚退職も、「小1の壁」も関係ない素晴らしい数字が出てきました。当事者の女性陣にとっては素晴らしい数字ではなく、怒りを買いそうなだけので公表はしませんが、HONZが女性でも老いていても活躍できる組織であることがわかりました。

現在の日本企業から見たら超先進的です。「これからの日本企業はHONZを目指せ」と安倍さんはそろそろ発言しないでしょうか。こちらは何の問題も無いのですが。昨日の夕方の会見にも注目していましたが終始、集団的自衛権についてでした。って当たり前か。HONZらしく自画自賛して今週もメルマガスタートです。

最新記事

『サルなりに思い出す事など』 ゴリラにはなれなかったけれど

本書は、1978年から20年以上にわたって東アフリカの国立公園でヒヒの研究を続けた著者の回顧録である。サポルスキーが本書で明らかにする、共謀や裏切りを含んだヒヒの高度な集団活動には驚かされるはずだ。ただし、大学教授の研究記録といっても、本書… more


 村上 浩

大切な人を、理不尽に喪ったことはありますか?『喪の途上にて――大事故遺族の悲哀の研究』

1985年に起きた、日航ジャンボ機墜落事故。折しも夏休み、家族連れやビジネスマンで満席だった旅客機は羽田を発って間もなく操縦不能に陥り、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落。520人の命が喪われた。本書はその日航機事故を中心に、日本の修学旅行生らが… more


 塩田 春香

『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影 

世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当な相手を見つけてきたる。おまえはとりあえず倒しまくったらええ。プロは倒してなんぼや。連続KOの日本記録を狙うん… more


 栗下 直也

東北が日本を支える。『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』

2011年3月11日、14時46分。東北地方を襲った地震と津波。いわゆる東日本大震災は、宮城県石巻市に大きな被害をもたらした。石巻市の当時の人口は16万2822人、総務省統計局によれば津波による浸水範囲内人口は11万2276人、石巻市の発表… more


 野坂 美帆

自分が旅立つ前に残しておくべきものは?『死者を弔うということ』

誰にとっても死は他人ごとでもあるかのように振り払いたくなるが、避けられない死。本書は、人が意識を失った後のできごと、「弔い方」を世界各地で探求した旅日誌である。 自分の葬儀を自分で計画することも突飛な時代ではなくなった。過去にはウィン… more


 山本 尚毅

『「音楽の捧げもの」が生まれた晩: バッハとフリードリヒ大王』by 出口 治明

クラシックが好きな人間なら、バッハの「音楽の捧げもの」という名曲を少なくとも一度は聞いたことがあるはずだ。この曲は、老バッハがフリードリヒ2世の宮廷を訪ねた時、若き君主が与えた主題にバッハが曲をつけ、献辞をつけて献呈したと言われている。心温… more


 出口 治明

今週のいただきもの(6月第4週)

昨日ひさしぶりにHONZ夜会があり、3月に学生メンバーとなった峰尾健一がついに夜会デビューしました!思い起こせば昨年6月、夜会デビューで飲みすぎて意識を失い、ビジネスホテルに担ぎ込まれ、そのうえ起きたらなぜか骨折していたという、散々な目に… more


 遠藤 陽子

PRえ!?あなたまだ青汁ですか?

青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
59種類の栄養で、野菜・肉・魚の持つ栄養をバランスよく補います。
「緑汁」は今話題のユーグレナ配合!今ならお試し980円→more



『あやしい!目からウロコの琉球・沖縄史』 編集者の自腹ワンコイン広告

タイトル
作者:上里 隆史
出版社:ボーダーインク
発売日:2014-06-23

「あけましておめでとう!」という会話が飛びかっていた沖縄である。今頃正月か?旧暦がいまだに生活暦として通用している土地柄ゆえに?いえいえ、ながーい「梅雨」があけた喜びをみんなで分かち合っていたのでした。本格的な、ながーい夏の到来である。

さて夏!といえば、「怖い話」だ。ここ数年、沖縄県産本版元・我がボーダーインクでは、『琉球怪談』なる怪談実話シリーズを刊行している。怖い・不思議な体験談には事欠かない土地柄であるが、本格的な実話怪談本がなかったこともあり、たくさんの読者に喜ばれた。しかし今回の「怖い話」はまたひと味違 う。琉球の歴史の中であまり知られていない、怖くてあやしい話のオンパレードなのである。

著者の上里隆史さんは、当社の『目からウロコの琉球・沖縄史』シリーズをはじめとして、琉球・沖縄史に関する著作をここ数年勢力的に出版してきた歴史研究家で、琉球史ファンにはよく知られた存在である。


上里さんが〈昨今の歴史研究で常識になっている事実だが一般的にはほとんど知られていない〉おもしろい史実を、広く一般の人に伝えるために始めた琉球歴史ブログ「 目からウロコの琉球・沖縄史 」があまりにおもしろくて、その時点ではどこの誰か、まったく素性を知らなかったのだけど(ブロガーネーム・とらひこ)、「ぜひ本にしましょう!」と、僕がメールしたのが、2006年のことだ。

まだ30代に突入したばかりの若き歴史研究家であった彼は、琉球・沖縄史のトリビア的な史実を、コラムとしてじつにうまく紹介していた。まさに「目からウロコ」な内容なのである(ベタといえばベタなのだが、ほんとにそうなのだからしかたない)。

琉球の人はむかしターバンを巻いていた!
沖縄移住ブームは五百年前からあった!
働かないニート君は島流しにされた
首里城から王様のウンコ発見 !?」
グスクにある〈太陽の穴〉とは 」などなど。

琉球史をしらなければあまりピンとこないネタだろうか。いやいや、琉球王国はご存じのとおり、日本・中国を含む東アジア海域の歴史としてとらえる と、歴史ファンなら無視は出来ない存在なのである。その興味深い入り口として上里さんの『目からウロコ…』シリーズは、読みやすさ、内容の確かさと意外性、と、まさに最適なのである。

今回の『あやしい!目からウロコの琉球・沖縄史』は、ボーダーインクのここ数年の怪談本の流れもふまえてもらって、前書きからとばしてます。

歴史には光もあれば、また影もある。
今回は琉球・沖縄史の「影」の話を前面に出してご紹介します。
最初にことわっておきますが、本書の《あやしい話》は読んだ後にさわやかな気分にはなれません。これまでの「目からウロコ」シリーズをイメージされている方、よい子のみなさん、「輝かしく立派な琉球の歴史」を求めている方は静かに本を閉じ、書店の棚に戻してください。隣に並んでいる普通の沖縄歴史本をおス スメします。要するに本書は閲覧注意!なのです。怖くて、アヤシイ話のオンパレードです。たとえば…

久高島に「異種の民」がいた!?
琉球に死刑と拷問があった!?
沖縄で謎の「ピラミッド」が発見された!?
琉球館で数十体の首なし人骨が発見された!?

他にも、「首里城に琉球版バベルの塔があった?!」「琉球にミイラの風習があった?」「琉球の弁財天は異形の姿をしていた!」「江戸で、琉球イケメ ンズのブームがあった」などなど、面白いコラムの数々。著者の手によるイラストもいい味だしてます(ジャケットの人物イラストも著者による)。

そして今回の目玉企画として、上里さんが、池上永一原作・NHKドラマ「テンペスト」の時代考証をしたときの裏話をこっそり打ち明けています。

今年沖縄に遊びに来るのなら、本書シリーズを歴史ガイドとして活用すれば、ひと味違う旅行ができること請け合いです。〈琉球海溝のような沖縄の歴史の深さ、イノー(沖縄サンゴ礁の内海)のような豊穣さ〉にぜひ触れてみてください。

新城 和博 那覇市生まれ。いくつかの出版社をへて 1990年よりボーダーインクへ。数々の「沖縄県産本」の編集に携わる。最近は『消えた琉球競馬』『那覇の市場で古本屋』『写真集島の美容室』など。自 分の本としては『ぼくの沖縄〈復帰後〉史』(ボーダー新書)を今年出しました!

送信専用メールアドレスから配信されています。
このメールにご返信いただいても内容の確認・回答はできません。
お問い合わせ、ご不明な点は info@honz.jpまでご連絡ください。配信解除はこちらからお願いいたします。

ノンフィクションはこれを読め!http://honz.jp/
Copyright © HONZ All Rights Reserved.