
久保 洋介
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『サイバー戦争の今』見えない戦争は既に始まっている
デジタルテクノロジー分野での国家間の対立は年々激しくなっている。本書では、最新のサイバー攻撃を取り上げながら、国際的なデジタルテクノロジー対立の最前線の動向をあぶりだす。機密情報の漏洩、知的財産を盗むスパイ工作、金銭目的の大規模犯罪、他国への……more
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『Learn or Die 死ぬ気で学べ』最先端AI企業の挑戦
日本最大のユニコーン企業であるPreferredNetworks社。「噂には聞くがいまいち何をしているのかよく分からない会社」と言われる同社の内幕を明かす初の書だ。…more
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第三次産業革命の根幹資源『レアメタルの地政学』
クリーンエネルギー社会を支える電気自動車やデジタル機器はより多くのレアメタルを必要となる。本書は、今後、私たちの社会にとって重要な資源となるレアメタルについて警鐘を鳴らす。…more
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世界の石油市場を動かす『ロスネフチ-プーチンの巨大石油会社-』
本書は、基幹エネルギーである石油という観点から、グローバル政治経済かつ石油市場の雄であるロシアを理解していく書だ。今後、ロシアならびにロシアの戦略的企業であるロスネフチがどのように国内外で振る舞おうとしているのか、日々のニュースでは読み解けな……more
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『クリーンミート』パンデミック防止の救世主!?
従来は、新テクノロジーや食糧問題という切り口で語られがちの「クリーンミート」だが、今後、コロナウイルス後の世界ではウイルスフリーの肉という切り口でも一躍注目を浴びそうだ。 …more
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『LNG』巨大ビジネスの誕生秘話
1969年11月、日本は液化天然ガス(LNG)の輸入を成功させた。購入したのは東京ガス・東京電力の連合で、三菱商事が交渉を取りまとめた歴史的快挙だ。本書は、LNG初輸入から50年の間、LNGという新たなエネルギー源の導入・普及のために関係者間……more
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無名科学者の挑戦から読み解く『エネルギー400年史』
本書は、『原子爆弾の誕生』でピュリッツァー賞を受賞したリチャード・ローズの最新作、『エネルギー400年史』だ。有名無名の人物の物語を大きなテーマへと昇華させていく著者の手法は本書でも健在で、今回も科学者や技術者など個々人の物語を絡めながら、エ……more
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思わず二度見してしまう『おならのサイエンス』
おならが出る化学的メカニズム、音がでる物理的メカニズム、食物がおならに変わるまでの生物学的メカニズムまでをも面白おかしく(ただ基本は大まじめに)解説する一冊だ。世のおならマニアはもちろんだが、小さい子を持つ親にこそ本書おススメしたい。食物の消……more
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植物プランクトンが地球温暖化を解決する!?『海と陸をつなぐ進化論』
本書は、あのガブリエル・ウォーカーによる『スノーボールアース』を彷彿とさせる壮大な探究ドラマである。小さな巨人である植物プランクトンという切り口から、地球環境・海の生態系の進化という壮大なストーリーをひも解いていく。著者の着眼点はユニークで、……more
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楽しくてためになる『胎児のはなし』
胎児の超音波検査を日本で先駆的に取り入れて研究してきた増崎英明教授が、ノンフィクションライターである最相葉月の質問に答える対談形式で、胎児研究の歴史とその最前線を解説していきます。妊娠・出産にまつわる素朴な疑問から、超音波検査や遺伝子解析など……more
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アメリカ特殊部隊の戦い方を変えた『ドローン情報戦』
アメリカ陸軍特殊部隊がここまで作戦上ドローンを重宝していたとは驚きの事実だ。本書は、アメリカ陸軍特殊部隊のドローン戦略最前線、現代版の戦闘を知る上で一級の資料となっている。本書は、そんな元特殊部隊情報分析官とピュリッツァー賞受賞ジャーナリスト……more
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地球儀外交のための『超エネルギー地政学』
2018年10月15日一般的には馴染みの薄い政治とエネルギーの関連を分かりやすく解説するのが、「エネルギー界の池上彰」こと岩瀬昇 氏による『超エネルギー地政学』だ。各地域のエネルギーに関連する歴史を振り返りつつ、現代へと脈々と続く思想や政策の系譜を解説してくれてい……more
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『中国の「一帯一路」構想の真相』を知る上で不可欠なガイド本
習近平総書記が乾坤一擲で推進する政策がどのような意図でかつどのように進められているかを現場からのルポタージュという形式で描写している。各地での点としてのストーリーが『一帯一路』という大きな幹に繋がっていくのが本書の構成だ。…more
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生物から生まれるイノベーション『生物模倣』
2018年06月15日イカの皮膚機能に似た軍事迷彩服の開発、ナマコの硬軟接続を真似したインプラント開発、トカゲ型ロボットなど、奇抜なテクノロジーが本書では数多く紹介されている。「生物模倣」(ビオミミクリーやバイオロジカリー・インスパイアード)と呼ばれる、現在注目集……more