
堀内 勉
-
『オードリー・タン 自由への手紙』天才デジタル担当大臣が日本に贈るロードマップ
2021年01月16日新型コロナ禍でのマスク不足対策で大成功を収め、世界的な脚光を浴びたのが、ジェネレーションYと呼ばれる若い世代を代表する、台湾の「天才デジタル担当大臣」である。そんな39歳のオードリー・タンが、本当の自由とは何か、どうしたら手に入れることができ……more
-
『2040年の未来予測』2040年の未来から見た我々は、今、何をしなければならないのか?
2021年01月08日本書は、2040年の未来に向けて我々が進むべき道程を示してくれる、成毛氏から全ての日本人に向けたお年玉である。…more
-
『緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー』「知の巨人」が訴えるコロナ禍への賢明な対応
2020年11月28日本書は、世界的ベストセラーとなった3部作『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21Lessons』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリが、本年3〜4月、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが最初のピークを迎えていた中で発表した見解をまとめたもの……more
-
『人新世の資本論』資本主義の代替システムを構想する新しい『資本論』
2020年11月10日本書が投げかけるのは、人工物が地球を覆いつくした「人新世(ひとしんせい)」の人類が直面する、「一体あとどれくらい経済成長すれば人々は豊かになれるのだろうか?」という根源的な問いである。…more
-
『ワイズカンパニー 知識創造から知識実践への新しいモデル』知識創造から「知恵」へ、人間中心経営への進化
2020年10月31日本書は、経営学者の野中郁次郎と竹内弘高による世界的ベストセラー『知識創造企業』の四半世紀ぶりの続編である。ナレッジマネジメント分野では最も重要な文献の1つとされるこの前著では、新しい組織的知識がSECI(セキ)(共同化 Socializati……more
-
『LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界』人類の生命観と人生観を覆す新たな啓蒙書
2020年09月26日本書がこれまでのアンチエイジング本と違うのは、単なる科学技術の記述だけではなく、人口増加、環境問題、格差拡大、さらには長寿化によって社会がどう変わるのか、それにどう対処すべきかなど、社会制度や人生観といった問題の記述に、かなりの分量を割いてい……more
-
『全体主義の克服』「現代の全体主義」に立ち向かう二人の哲学者
2020年09月24日本書は、マルクス・ガブリエルと中島隆博という、ドイツと日本を代表する哲学の泰斗が、これまでとは全く異なる視点で哲学のあり方を論じた新しい啓蒙書である。…more
-
『公文書危機』政府の隠ぺい体質がもたらす公文書危機と民主主義の崩壊
2020年08月25日森友学園問題に代表される政府の隠ぺい体質は、もはや誰にも手をつけられないが、心ある官僚には是非とも矜恃を見せてもらいたい。…more
-
『誇りある金融 バリュー・ベース・バンキングの核心』「価値」を大切にする新しい金融のあり方とは
2020年08月22日本書の冒頭で、思想家チャールズ・アイゼンシュタインの、「バンカーとは、おカネを美しく使う人を探してくる人のことをいう」(『聖なる経済学』)という言葉が紹介されている。本書のタイトルである「誇りある金融」とは、こういう金融のことをいうのであろう……more
-
『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』「資本主義の父」渋沢栄一、SDGsとの深い関係
2020年07月11日本書は、金融の素人にはわかりにくい、ESG(環境・社会・企業統治)とSDGsの違いや、SDGsを実現するための「インパクト投資」という新しい投資手法など、『論語と算盤』をヒントに、個人でもできるSDGs投資の実践方法をわかりやすく紹介している……more
-
『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』心ある日本の経営者たちへ、事業再生のプロからの提言
2020年06月06日危機は必ず終わり日はまた昇る。危機の時代はリーダーの時代である。そしてリーダーたちの覚悟と行動と働き次第で、日本が30年ぶりの上昇期に転ずる時代は必ずやってくるというのが、著者からのメッセージである。…more
-
『両利きの組織をつくる』日本企業の変革を阻む慣性力とそれを打ち破る組織経営論とは
2020年05月01日本書は、『両利きの経営』がベストセラーになった、スタンフォード大学のオライリー教授と、その弟子である組織開発コンサルタントの加藤雅則らによる、その続編であり実践編である。…more
-
『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』哲学界の若き天才が提唱、新実在論と倫理資本主義
2020年04月25日現代社会において、ポストモダニズムからポストトゥルース(ポスト真実)が広がり、それがトランプ米大統領誕生やブレグジットに見られるポピュリズムの台頭につながっている。哲学界の若き天才マルクス・ガブリエルの「新実在論」は、こうした閉塞感を打ち破る……more
-
『コロナの時代のぼくら』コロナ後の我々は、何を守り、何を捨て、どう生きていくべきなのか?
2020年04月13日本書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった2月下旬から3月下旬に綴られたエッセイである。…more
-
『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』メガテクノロジーがもたらす世界の高速変化とは
2020年03月20日著者は、自分の立ち位置について、本来はキリスト教の伝道師を意味する「エバンジェリスト」だと言う。AI(人工知能)やブロックチェーンなど、最先端のテクノロジーは、その中身を十分に理解した者がビジネスの世界につなげる必要があるが、現実にはその両方……more