サイエンス
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『摩擦との闘い -家電の中の厳しき世界-』
2011年08月12日最近の家電は本当に安くなった。特に液晶テレビでその傾向が顕著であり、地デジ対応のためにテレビを買い替えに行って、その価格に驚かれた方も多いのではないだろうか。2011年8月6日付けの英国エコノミスト誌によると、EMS世界最大手のフォックスコン……more
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『躍進する新興国の科学技術 –次のサイエンス大国はどこか-』
2011年08月04日「30年後の世界のパワーバランスを変えるのは、躍進する新興国の科学技術かもしれない!?」すでに背表紙には日本の未来へのあきらめモードが漂っている。30年も猶予が本当にあるのかどうかは本書の各国の科学技術研究及び大学への投資と実用化されているテ……more
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『ロボット創造学入門』
2011年08月01日日本はロボット大国である。実に世界の7割のロボットを生産し、その7割を自動車など生産組立現場で活用しているという。著者の広瀬氏はロボット開発の世界的権威であり、本書でも人道的地雷探知除去ロボットやヘビ型ロボットなど、独創的なロボットの開発秘話……more
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『身近な雑草の愉快な生きかた』
2011年07月27日耳タコの常套句「逆境の時代、だからこそ雑草魂で乗り切っていきます!」とは言うものの、雑草の生態を改めて顧みることなど、日常ではめったにない。しかし、ひとたび「名もなき草」の暮らしぶりを覗いてみると、そこではエゲツナイまでの適者生存競争が繰り広……more
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『パラダイムでたどる科学の歴史』
2011年07月05日パラダイムとは、「一定の期間、科学上の問い方と答え方のお手本を与えるような古典的な業績」という意味だ。例えば「天動説」や「ニュートン力学」などが該当する。満月はいつですか?という問いに、天動説に基づいた計算で答えていた時代があったのだ。通常の……more
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『どうすれば人を創れるか』 石黒浩
2011年06月07日世界の産業用ロボットの7割を日本製のロボットが占めている。海外から見れば、日本はロボットの国。政治家よりもロボットの方が認知度は高そうだ。そんな日本がつくるロボットの一つで、人間型ロボットが本書が取り扱うアンドロイド。商業化されれば私たちの生……more
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『地球環境・資源エネルギー論』
エネルギー問題に興味ある人は本書を手元においておいた方がいい。これ一冊さえもっていれば統計データを基にした全体像の把握ができ、その辺のエセ専門家に騙されない。この種の英語本は多いのだが、日本語版でこれほどまで整理されている本はあまり見たことが……more
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『かぜの科学』 ジェニファー・アッカーマン 早川書房
2011年04月03日くしゃみによるウイルスの拡散の秒速だとかおもしろいデータは満載だが、読み進める内に、途方に暮れるかもしれない。風邪は神経質にならない限りひくし、普通感冒にこれといった治療方法はないのだというから。だが、そこが本書の醍醐味だ。風邪はこんなに身近……more
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『かぜの科学—もっとも身近な病の生態』
2011年03月28日残念ながら、風邪の特効薬は今もって存在しない。風邪はウイルスによって引き起こされる。しかし、それはウイルスのスーパーグループであって、風邪の原因には少なくとも200種の異なるウイルスが関与する。その代表格、風邪全体の半数の原因とされるライノウ……more
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『かぜの科学』 ジェニファー・アッカーマン
2011年03月27日避難所では風邪が流行しているようだ。避難している方々は、国立感染症研究所等が情報提供をしているので正しい情報を入手して欲しい(http://bit.ly/e9Eim9)。 …more