医学・心理学
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『医者は現場でどう考えるか』
2011年11月12日ある冬、軍事演習を行っていたハンガリー軍の少尉は偵察隊をアルプス山脈に送り込んだ。その直後降り始めた雪は2日間にわたって止むことはなく、少尉は「彼らを殺してしまったのでは?」という不安に苛まれていた。しかし、3日目に奇跡が起こる。彼らは全員無……more
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『オーバーフローする脳 ワーキングメモリの限界への挑戦』
2011年11月11日いわゆる多読というものを初めてから、それほど年月を重ねていないのだが、多読以前と以後で全く変わらないものがある。それは全体に占める、未読本の割合だ。年間50冊程度しか本を買っていなかった時も、年間500冊近く買うようになった今も、およそ30%……more
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『こころの免疫学』 週刊朝日9月30日号 「ビジネス成毛塾」掲載
2011年10月02日うつ病と双極性障害(躁うつ病)を含む、気分障害患者数がとめどもなく増加しつつある。厚労省の調べでは1996年の患者数は43万人あまりだったが、2008年には100万人を突破した。とりわけ30代のうつ病が増えてきているというのだ。団塊の世代と役……more
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『死のテレビ実験 人はそこまで服従するのか』
2011年09月16日芝居じみた仰々しいタイトルである。『死のテレビ実験』とはどんなホラ話が始まるかと思えばあにはからんや。看板に偽りのない内容に驚かされる。 …more
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『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』
2011年08月18日著者はサイエンス系のフリー・ジャーナリストである。ふだんは『ナショナル・ジオグラフィック』誌などに向けた記事を書いているが、思いつきから記憶術の取材を始めたところ、自身がそのトレーニングを受けることになる。本書では、トレーニングを重ねつつ、記……more
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『すばらしい人間部品産業』 週刊朝日7月8日号 「ビジネス成毛塾」掲載
2011年07月05日著者のアンドリュー・キンブレルはアメリカの市民運動家にして弁護士である。どこかの国の総理大臣と官房長官のイメージが重なり、胡散臭さを感じてしまう。企業や官僚は悪ときめつけ、大衆の漠とした不安を煽り、ことが成就すると権力の亡者となる、という印象……more
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なにを信じる?なぜ信じる? 『宗教を生み出す本能』 ニコラス・ウェイド著 依田卓巳訳
2011年05月06日世界の宗教に興味のある人はもちろん、それらを信じる人間に興味のある人にもおススメ 宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰(2011/04/22)ニコラス・ウェイド商品詳細を見る …more