教養・雑学
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『論語なう』 新刊超速レビュー
2012年06月22日6月のHONZ朝会で高村和久が「今月読む本」の一冊として取り上げていたが先手必勝。超速レビューしてみよう。表紙を一目見て、論語を無理やりツイッター風味にし、現代日本の四方山を皮肉る、お手軽な風刺本であろうと思っていたのだが、意外にも違っていた……more
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『おやじダイエット部の奇跡』
175センチで60キロ台半ばの私がダイエットに関する本を取り上げるのは出すぎた真似かもしれない。だが、私は怖いのである。油断すると70キロをらくにこえ、増量がとまらなくなる自分が。日常的に運動をしている身でもないので、筋力が増すわけでもなく、……more
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『ドイツのキッチン・ルール』 新刊超速レビュー
2012年06月13日本日は土屋敦が『ナチスのキッチン』をレビューしている。仲間内ながら素晴らしい書評である。しかも本書で言及されている料理を手作りし、その写真を掲載するという前代未聞の所業である。他のHONZメンバーがこの実践主義に感化され、村上浩がマスクを被っ……more
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『ビジュアルディクショナリー英和大事典』 新刊超速レビュー
2012年06月11日このジャンルで最高・最上の一冊の改訂版がやっと出版された。このジャンルとは図鑑である。子供のころ、桜の花が大きく描いてあって、花弁・おしべ・がくなどの名前を知ることができる図鑑に夢中になったことがある人も多いはずだ。本書はその大人版であり日本……more
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『日本百名山を眺めて歩く』 新刊超速レビュー
2012年06月08日就活生と話していると、面接で語るエピソードがないという人が多い。あったとしてもせいぜいサークルやアルバイトでのチョロッとした武勇伝で、これではほかの凡百とカブってしまうのだ。そこで極端な例として「日本百名山を麓から眺めた」などというエピソード……more
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おさかな天国の終焉?『漁業という日本の問題』
突然だが、「さかな、さかな、さかなー、さかなーを食べるとー」という歌詞が最近、頭から離れない。ウィキペディアで調べたところ、20年前に作られた曲だった。市販化されたのは10年前で私の記憶はこの時のものだろう。曲名はご存じの方も多いかもしれない……more
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『パラドクスの教室』 論理の限界へチャレンジ!
2012年05月28日これぞ逆説の魔術。どこかおかしい、でも、どこに間違いがあるのか、答えが出そうで出ないのがパラドクスの魅力だ。バラエティに富んだパラドクスが、12章にわたってこの一冊にギュッと濃縮されている。 …more
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『エリア51』アメリカで賛否両論の話題作
2012年上半期No.1の社会派ノンフィクションだ。一度読み始めると、ストーリーにグイグイ引き込まれ、更に目から鱗の新事実が次々と登場し、しまいにはUFO・エイリアンに関する著者のあっと驚く新仮説も飛び出してくるので、ページをめくる手を止める……more
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『本当のモテ期は40歳から』 殿方へ贈る、珠玉のエチケット教本
2012年05月18日外見・性格、自分が周りからどう思われているのか。日頃ズバリと指摘されるような機会もナカナカないが、実際言われるとイラッと来てしまうのが人情というもの。そんなときは本書を取り出し、指差し確認も悪くない。自己啓発書も使い様、読んで楽しく使い手もあ……more
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なぜ面白い、なぜハマる? 『遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継』
2012年05月08日著者の遠藤雅伸氏はゲームクリエイター。代表作には「ゼビウス」「ドルアーガの塔」「ファミリーサーキット」など、ファミコン世代の我々が幼少の砌(みぎり)お世話になった往年の名作が、ズラリと顔を揃える。 …more
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生まれ変わった聖書とは?『ケセン語訳 新訳聖書』
2012年04月29日「聖書? ホテルに置いてあるよね」それがほとんどの人の感想かもしれません。けれども――岩手のケセン地方に住むとある医師は、ひとりこつこつと「翻訳」をしてしまったのです、なんと、自分のふるさとの言葉に。その医師の名は、山浦玄嗣(はるつぐ)さん(……more
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内田先生に学ぶ『街場の読書論』
2012年04月25日本書は著者がブログの中の読書関連エッセイと、活字媒体に発表した文学と書物についてのエッセイをまとめたものであり、ウチダ思想がぎっしりつまっている。400ページあり、たった1680円。かなりお買い得であろう。「文芸棚」、「人文棚」、「ウチダ本棚……more