民俗・風俗
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永久保存版! 『WHAT’S NEXT? TOKYO CULTURE STORY』
2016年11月29日まずはこの動画を見てほしい。TOKYO CULTURE STORY|今夜はブギー・バック(smooth rap) in 40 YEARS OF TOKYO FASHION & MUSIC|presented by BEAMSこの動画は公開され……more
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かわいいあいつも、食べるとおいしい。『世界のへんな肉』アルパカもビーバーも、肉。
本書は3年かけて世界一周の旅に出た著者が、いろんな国で出会った心温まる肉とのふれあい……じゃなくて、動物とのふれあいと、そのお肉の味を、おおらかな文章とゆるいイラストでたっぷり紹介してくれます。著者はアルパカのステーキやアルマジロのブラウンシ……more
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お腹が空いてくる! 『韓国食文化読本』
2016年11月19日変なかたちの本なんである。そして、やたらとたくさん、韓国料理の写真が出ているんである。発行元は「国立民族学博物館」。115項目にわたって、隣の国の「食」についてまとめられている。そういえば、知っているようで知らない韓国のごはん。たとえば、韓国……more
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『廓のおんな 金沢 名妓一代記』
2016年11月02日著者の井上雪さんは、地元・金沢を精緻に描くことで知られた作家だった。本書は金沢の「廓」という装置の中で精一杯がんばって生きた、1892(明治25)年生まれの山口きぬさんの生涯を描いたノンフィクションだ。 廓の脇を流れる浅野川の緩やかな流れ……more
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『限りなく完璧に近い人々』北欧の人って本当に幸せなの?
北欧諸国といえば税金は高いが充実した福祉が存在し、経済は概ね堅調でしかも労働時間が短く、民主的で腐敗の少ない政府を持ち、そのうえ、シンプルでオシャレな家具が溢れる地上の楽園のようなイメージ゙があるのではないか。実際に英国にあるレスター大学の心……more
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今の日本を知るならこれ!『フランス文学は役に立つ!』
なぜ、今フランス文学なのか。実は、フランス大革命は個の解放を歴史上初めて宣言した非常に大事な出来事であった。個と家族、個と社会の関係が劇的に変わり、新たな時代に突入する。そんな最中生まれた文学作品の数々を、現代の日本では100年、200年の遅……more
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出会った、食べた、襲われた!『逃げろツチノコ』伝説の奇書、待望の復刊
明らかに首か肩を狙って飛んできた奇妙な生物は、素石にすんでのところで身をかわされて、地面に落ちた。その姿を見て、素石は息を呑む。ヘビにしてはあまりにも短すぎるし、太すぎる。薄べったくてウロコは大きく、ネズミのような尻尾がチョロリと出ている。そ……more
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『生と死のケルト美学』アイルランド人に学ぶ、アートシンキングという思考法
2016年10月13日本書で紹介するケルトとはアイルランドのケルトのことである。そして、このアイルランドのケルト文化を、『静かなる男』、『ONCE ダブリンの街角で』、『アラン』、『フィオナの海』という4つの映画を題材にあぶり出そうというのである。…more
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『メメントモリ・ジャーニー』アラサー女子、棺桶を買いにアフリカへ行く
2016年10月04日端正な文章で記される旅の行き先は、西表島、恐山、五島列島、遠野……そして、ガーナ。著者のメレ山メレ子さんといえば、「ブサかわ犬」としてブレイクし映画にもなった秋田犬「わさお」の火付け役として有名なブロガーである。…more
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『アイルランドの至宝 ケルズの書―復元模写及び色彩と図像の考察』
2016年09月29日渾身の書である。1938年に生まれた著者は、55歳でアイルランドを訪れて、「世界で最も美しい本」(ケルズの書)に魅せられた。その頃、テンペラ画を習い始めていた著者は、ケルズの書の全装飾ページ22葉の復元模写を思いつき、15年間6088時間をか……more
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『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』したたかさとなまぬるさの間の生き方
わたしたちは当たり前のように過去から未来への直線的で均質的な時間を生き、いつかどこか、未来の豊かさや安心のために現在を貯蓄している。しかし、そんな時間感覚は特定の場所と時代において成立しているにすぎない。一歩外には、Living for To……more
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『本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 』
2016年08月31日ざっくばらんなひかりナビという雑談の名手の大塚さんは、昔の日本はひどかった、ということを強調したいのではないような気もする。こんなひどいことまで平気で呑み込んで書いている古典のすごさを伝えたいのではないかと思えるのだ。この本を読んでいくうちに……more
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『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中
本書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日本スゴイ」本の中から「日本主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日本礼讃キーワードごとに、膨大な本を吟味していく。こんなことが大真面目に語られていたかと驚くばかりである。…more
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『箸はすごい』身近すぎて知られていない二本の魅力
箸には7000年の歴史がある。 14億人もの人が箸をつかっている。しかも、ほぼ毎日である。一度ではない、ニ、三回は使う。ここまで頻繁に利用する道具はそう多くはない。箸は両手を含む数ある食事道具の中で、いつ、どこで、どんな経緯で主役の座を勝ち取……more
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『中国 虫の奇聞録』
古来、虫は生き物の総称で、万物が五つの元素からなるとする五行説に従い、中国では全ての生き物が五虫に分類されていた。羽虫(長は鳳凰)、毛虫(長は麒麟)、甲虫(長は霊亀)、鱗虫(長は龍)、倮虫(倮は裸に同じ。長は人間、特に聖人)である。昆虫はこの……more