社会
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『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』二児の母の小さな挑戦が、まちを大きく変えるまで
2021年01月23日本書の著者も結婚を機に流山市に移り住んだ一人だ。移住してしばらくはビジネスパーソンとして忙しい毎日を送っていたが、第一子の出産後育児休業に入ったのをきっかけに、地域が抱える課題にも関心を持つようになった。そしてある日、ふと妄想を抱く。その妄想……more
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『2040年の未来予測』2040年の未来から見た我々は、今、何をしなければならないのか?
2021年01月08日本書は、2040年の未来に向けて我々が進むべき道程を示してくれる、成毛氏から全ての日本人に向けたお年玉である。…more
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『2016年の週刊文春』個人的2020年のベスト・ノンフィクションはこれ!
文藝春秋は、「文藝」と「春秋」がくっついた会社だとよくいわれる。もちろんこれはふたつの会社が合併したということではない。文藝は文字通り文芸作品のこと、春秋は日々の出来事が積み重なった年月を指す。文藝春秋という会社は、文芸と日々の出来事を追うジ……more
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『サイバー戦争の今』見えない戦争は既に始まっている
デジタルテクノロジー分野での国家間の対立は年々激しくなっている。本書では、最新のサイバー攻撃を取り上げながら、国際的なデジタルテクノロジー対立の最前線の動向をあぶりだす。機密情報の漏洩、知的財産を盗むスパイ工作、金銭目的の大規模犯罪、他国への……more
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『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 こうして私は職業的な「死」を迎えた』げに恐ろしき、出版界の裏事情を綴る真摯な暴露本
本書は、ベストセラー『7つの習慣 最優先事項』の訳で一躍売れっ子翻訳家になった著者が、出版社との様々なトラブルを経て業界に背を向けるまでの顛末を綴った、げに恐ろしきドキュメントだ。驚くことに、名前こそ伏せてあるが、理不尽な目に遭わされた出版社……more
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『人間の土地へ』シリアに魅せられた登山家
24歳の時、世界で最も困難な山だと言われている世界第二位の高峰、パキスタンのK2に日本人女性で初めて登頂に成功した著者。その後、彼女は世界を旅して、最後にシリアに辿り着く。そこで出会った青年との恋は、内戦で引き裂かれた。…more
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『緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー』「知の巨人」が訴えるコロナ禍への賢明な対応
2020年11月28日本書は、世界的ベストセラーとなった3部作『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21Lessons』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリが、本年3〜4月、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが最初のピークを迎えていた中で発表した見解をまとめたもの……more
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天才・小田嶋ここにあり! 『災間の唄』と『日本語を、取り戻す。』
2020年11月27日コラムニスト小田嶋隆の過去10年にわたるTwitterの内容を集めた『災間の唄』、そして、安倍晋三をはじめとする政権担当者たちについて書いたコラムを集めた『日本語を、取り戻す.』。バカを嫌い、きちんとした言葉で話せと憤りながらの論理的でユニー……more
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『白い土地』原発被災地で生活する人々のルポタージュ
本書『白い土地』は、新聞記者である著者が福島県に拠点を置き、そこに生き抜く人々に焦点をあてた人物ルポタージュである。「白い土地」とは、《白地》と呼ばれる「帰還困難区域」の中でも「特定復興再生拠点区域」に含まれない土地を指す。2017年、政府は……more
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『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』
44年後に初めて解き明かされた事件の真相!全日空が導入を予定していた旅客機の選定に絡み、アメリカのロッキード社から巨額の金が日本の政界関係者に渡っていたことが発覚し、田中角栄元首相をはじめ多数の逮捕者を出した「ロッキード事件」。だが、これほど有名な事件でありながら、実はその全容は解明……more
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『人新世の資本論』資本主義の代替システムを構想する新しい『資本論』
2020年11月10日本書が投げかけるのは、人工物が地球を覆いつくした「人新世(ひとしんせい)」の人類が直面する、「一体あとどれくらい経済成長すれば人々は豊かになれるのだろうか?」という根源的な問いである。…more
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『地方選 無風王国の「変人」を追う』
米大統領選にも負けない!日本の地方選挙の面白さ2020年11月06日「84.2%」これは、町村長の再選率の数字である。この数字はまた、いかに「無風状態」の自治体が多いかも示している。対立候補も立たず、無投票で現職が再選を重ねてしまう。こんな状態で、民意がちゃんと地方自治に反映されていると言えるのだろうか。本書……more
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SNSの誤情報ばらまき・意図的な操作にどう立ち向かうのか──『操作される現実―VR・合成音声・ディープフェイクが生む虚構のプロパガンダ』
2020年11月05日本書『操作される現実』は、そうしたコンピュータ・プロパガンダについて大きく話題になりはじめた2016年の米大統領線以前、2012年とかなり初期の頃から研究を重ねてきた専門家のサミュエル・ウーリーによる、2020年の1月に刊行されたばかりの最新……more
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アメリカのいまが見えてくるMUSIC『ディス・イズ・アメリカ』
『ディス・イズ・アメリカ』はTBSラジオの「ジェーン・スー生活は踊る」「アフター6ジャンクション」「荻上チキSession-22」などで放送した音楽特集から、アメリカの政治的・社会的トピックに関連する解説を抜粋し、さらに音楽メディアに寄稿し……more
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『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』自ら移り住んだ著者が多国籍タウンの今を活写
2020年10月24日東京・新大久保といえば韓国のイメージが強い。韓流アイドルの関連グッズや化粧品を求めて客が押し寄せる光景はテレビでもおなじみだ。だが、コリアンタウンとしての顔は一面で、今や「東南アジアの下町」の様相が色濃くなっているというから驚く。本書では、新……more