今月読む本

2018年10月の「今月読む本」その2

東 えりか2018年10月26日

第一回はこちら

半分のメンバーが終わったところでだいたい1時間を経過。朝会は続く。さすがにみんな覚醒し、気の利いたコメントも出てくるようになった。吉村の配ってくれたお饅頭の甘味も、脳みそにはよかったようだ。

◆敏腕編集長の内藤順。眠そうだった顔もようやく晴れやかに。

フェミニスト・ファイト・クラブ 「職場の女性差別」サバイバルマニュアル

作者:ジェシカ・ベネット 翻訳:岩田佳代子
出版社:海と月社
発売日:2018-08-31
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さいはての中国 (小学館新書)

作者:安田 峰俊
出版社:小学館
発売日:2018-10-03
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神は、脳がつくった 200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源

作者:E.フラー・トリー 翻訳:寺町 朋子
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2018-09-27
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会社組織の中で働く男性は、女性の上司や部下ときちんとコミュニケーションをとるために1冊目は必読だそうだ。『さいはての中国』村上浩のレビューはこちら。脳科学はより哲学や宗教と近づいていくのかもしれない。

◆こちらも敏腕の事務方で、「今週のいただきもの」のプチ情報が人気の仲尾夏樹

おべんとうの時間 4 (翼の王国BOOKS)

作者:阿部直美
出版社:木楽舎
発売日:2018-07-18
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家(チベ)の歴史を書く (単行本)

作者:朴 沙羅
出版社:筑摩書房
発売日:2018-09-14
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インスタグラムと現代視覚文化論 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって

作者:レフ・マノヴィッチ 翻訳:久保田晃弘
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
発売日:2018-06-26
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ANAの機内誌の人気企画のおべんとう写真もなんと4巻目。人の食べているものはおいしそう。家と書いて「チベ」と読む。在日韓国一家の歴史をたどる。インスタグラムは、いまどれくらいの人がやっているのだろう。変わりゆくSNSの姿。

◆最近、サラリーマンに復帰した新井文月

松永久秀と下剋上:室町の身分秩序を覆す (中世から近世へ)

作者:天野 忠幸
出版社:平凡社
発売日:2018-06-21
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軍事強国チートマニュアル (モーニングスターブックス)

作者:山北 篤
出版社:新紀元社
発売日:2018-09-07
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勤め先で必要になったゲームの創作に必要な知識を仕入れているようだ。2冊目は先日APUを訪問したときに学長の出口さんから直接勧められた本だとか。「えー、どうしてふーちゃんだけ?」という声には聞こえないふりをしていた。

◆子育てが楽しそうな山本尚毅

ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

作者:アンドリュー“バニー”ファン 翻訳:高須 正和
出版社:技術評論社
発売日:2018-10-19
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時をあやつる遺伝子 (岩波科学ライブラリー)

作者:松本 顕
出版社:岩波書店
発売日:2018-07-12
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ヴィゴツキー評伝――その生涯と創造の軌跡 (明石ライブラリー165)

作者:広瀬 信雄
出版社:明石書店
発売日:2018-09-06
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スノーデン推薦!とはすごい本だ。コンピュータ関係者は必読か?「時間」はいま研究者の旬の話題なのかもしれない。ヴィゴツキーという人を私は知らなかったが、旧ソビエトの教育者でさまざまな研究が紹介されているのだという。

◆虫から植物から、とにかく生きとし生けるものに愛情を注ぐ塩田春香

ミクロコスモス: 森の地衣類と蘚苔類と

作者:
出版社:つかだま書房
発売日:2018-09-10
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それいけ避難小屋

作者:橋尾 歌子
出版社:山と渓谷社
発売日:2018-09-10
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新編 鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験

作者:小林 郁
出版社:天夢人
発売日:2018-08-04
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苔類を語らせたら右に出るものはいない田中美穂・解説の写真集。「買わない理由が見つからない」という塩田。避難小屋は山小屋とは違うので、イラストほどきれいではないよ、と仲野。鳥島には漂流した人がよくたどり着いたらしいが、あとは流されてしまったのだなあ。

◆出版関係の現状を憂う毎日を送る古幡瑞穂

日本昭和トンデモ児童書大全 (タツミムック)

作者:中柳 豪文
出版社:辰巳出版
発売日:2018-10-26
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死の美術大全: 8000年のメメント・モリ

作者: 翻訳:北川玲
出版社:河出書房新社
発売日:2018-10-23
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タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

作者:ピーター・ゴドフリー=スミス 翻訳:夏目 大
出版社:みすず書房
発売日:2018-11-17
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10月11月で話題の本をご紹介。早いうちから注文が殺到(?)している注目作品。昭和の絵本は、実は怖いものがたくさんあった。今ならNGだと思う。秋には大全シリーズが良く出るようだが、今年は「死」。そしてタコの心身問題はものすっごく気になるぞ!

◆ジョージアのワイン農場から送られてきた写真が楽しそうで羨ましいぞ、足立真穂

ふたつのオリンピック 東京1964/2020

作者:ロバート・ホワイティング 翻訳:玉木 正之
出版社:KADOKAWA
発売日:2018-09-21
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鼓に生きる 歌舞伎囃子方田中佐太郎

作者:氷川 まりこ
出版社:淡交社
発売日:2018-10-18
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ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

作者:遠藤 公男
出版社:山と渓谷社
発売日:2018-09-03
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『東京アンダーワールド』の著者が描く先のオリンピックから今回のオリンピックまでの日本の軌跡。女人禁制の歌舞伎の世界で生きる田中流の家元・11世田中傳左衛門(人間国宝)の生きざま。そして、いま改めてニホンオオカミを探る。

◆最近は早起きして本を読むのが快感になってきた東えりか

没イチ パートナーを亡くしてからの生き方

作者:小谷 みどり
出版社:新潮社
発売日:2018-10-11
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アマテラスの二つの墓: 東西に封じられた最高神

作者:戸矢学
出版社:河出書房新社
発売日:2018-08-24
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深淵の色は 佐川幸義伝

作者:津本 陽
出版社:実業之日本社
発売日:2018-10-05
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ある朝起きたら夫が(妻が)隣で死んでいた……。決して珍しい話ではない。そのときあなたはどうするか?来年の践祚のあたって、天皇家によって祀られるアマテラスの全貌。大東流合気武術を極めた天才武術家の生涯を時代小説家、津本陽が描く評伝。津本さんの遺作である。

と、ここまでが朝会に参加したメンバーのオススメ本。残念ながら欠席した人のオススメはまた近いうちに紹介する。

しかしこの原稿を下記ながらポチった本は4冊。ああ、また積ん読が増えてしまう(悲鳴!)