「HONZ被害者の会」@読書メーター - 被害者の自腹ワンコイン広告

2013年12月13日 印刷向け表示
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「HONZ被害者の会」発足の経緯

「もうこれ以上は読めないという確信を持って、本を購入してしまう」

「周りの人と本の話をしても、まったく話題が咬み合わない」

「夫婦げんかの大半は、本代と本の置き場所が原因」

 

HONZによるレビューに触発され、甚大なる被害を被る人々が後を絶ちません。食費や養育費を削ってまで本を購入し、本で部屋のスペースを埋めていく姿に家族は呆れ果て、職場の同僚や友人からも付き合いが悪くなったと非難を浴びる毎日。

 

だが考えてもみてください。こちらは一人なのに、相手は集団。まさに多勢に無勢ではありませんか。そのうえ向こうはTwitterFacebookメルマガと様々なITツールを駆使して攻撃を仕掛けてくるのです。

 

このまま皆がバラバラに立ち向かっていては、相手の思う壺。今こそ、皆で力を合わせて立ち向かうべく、読書メーター内に「HONZ被害者の会」を結成いたしました。

活動内容

テーマごとにトピックを作成して投稿する形式をとっています。以下にトピックの一部をご紹介します。 

被害届
購入した本、被害金額、購入に至った経緯を書き込み、被害状況を共有します。 

会議室
情報共有を目的としたコミュニケーションの場です。

推しレビュアー
HONZレビュアーの中から、お気に入りのレビュアー、いやいや最も警戒すべき主犯格のレビュアーを探し出します。

ノンフィクションはこれも読め! – HONZが選んでいない1冊
HONZで取り上げられていないおすすめ本を紹介します。

被害者の声

入会したメンバーからも、窮状を訴える声が届いています。

 

・出会ってしまったのだ。HONZに。ノンフィクションという、驚きと馬鹿馬鹿しさに溢れた世界に。その代償は大きくとも、好奇心は今なお膨れるばかりだ。

 

・HONZのレビューには読了時間が記されていて、昼休みに弁当をほお張りながら安心して読むことができる。脳細胞が心地よく刺激される。それだけで済めば被害者の会に入ることなどないのだが…

 

・HONZで紹介された本を一冊一冊読んでいくうちに抜けられなくなりました。底なし地獄です!本当は仕事や生活に役に立つ本を読んだらいいのかもしれませんが。でも役に立たなくても面白いから読んでしまうんですけどね!

 

・普段は図書館派なのに、新刊しか紹介してくれないので、ついに本棚を購入してしまった。

 

・HONZメンバーに負けじと本屋へ通っているうちに、もっと面白そうな本を探してしまうようになってしまいました。

 

・検索ワード「成毛眞」の使用頻度が高いせいか、Web広告に「脱毛」「増毛」が非常に高い頻度で表示され大変困っております。

被害者の手記

HONZによる被害は甚大です。ここにノンフィクション・スパイラルに陥った被害者の手記を掲載します。

・最初の出会いは本屋でした。サイトで知り合うというのが流行っているようですが、僕はやはり本屋でした。でも、読書傾向が全然違いましたし、第一印象はそれほど良くなかったように思います。とりあえず「理系の子」が年間ベストだということなので、購入しました。気が付けばその日のうちに読み終わり、次の日にも同じ本屋に来ていました。僕は「もっと知りたいんだ」と懇願し、お金を払い、その日家に連れて帰りました。あの時は幸せでした。自分の次の扉が開いたようで。でも、それが間違いでした。ずっと愛していたフィクションとも別れられず、ノンフィクションとの板挟み。次から次へと紹介される本。求められる毎日。僕は時間的にも金銭的にも大幅に割かねばならず、あの日以来、ぼくの時間と財布はずっとカツカツです。(20代男性・会社員)

・3年前のあの日の書店、僕はふといつものマンガ棚をさまよい出て、文庫コーナーに足を踏み入れました。そこであの悪魔のような本、『本は10冊同時に読め!』に出逢ったのです。「なんだこの本は。副題は明らかに暴言だ。大体10冊同時って意味がわからない。持てないし」疑惑に駆られつつも、僕はその本をレジへ運びました。きっと単調な大学生活で頭がどうにかなっていたのでしょう。それが始まりでした。僕は本から離れられなくなったのです。講義中もノンフィクションの続きが気になって身が入りません(元々ですが)。そして部屋の本棚を買い足した頃、僕は見つけてしまったのです。HONZを。もうダメです。僕の大学生活は本から逃れられないのです。それだけではありません。彼女とのデートに使うはずだったお金は本代に、クリスマスプレゼント代も本代に、楽しい旅行代も本代に消えてしまっているのです。もし僕に彼女がいたら確実に破局です。もういい加減にしてください!(20代男性・学生)

皆さんも被害者の会にご参加ください

HONZによる被害を被っているのはあなただけではありません。

同じ境遇を経験している方、是非ともご参加ください。

HONZ被害者の会 管理人

※被害者の救済を目的としていますが、このコミュニティ自体が読みたい本を増殖させるという泥沼状態にはまることも考えられます。主催者および参加メンバーはその2次災害について、一切関与しません。個人の責任で節度ある参加をお願いします。

 

決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
作者:成毛 眞
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