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  • 『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』

    『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』

    出口 治明 出口 治明 2017年10月05日

    本書は、最初の小見出し「オキシトシンで愛情が湧く」でノックアウトされてしまった。母親が赤ちゃんをかわいいと思うのは、出産のとき大量に分泌されるオキシトシン・ホルモンのせいなのだ。では父親は?子育てに参加すればするほどオキシトシンが出て、最終……more

  • 『階段を下りる女』

    『階段を下りる女』

    出口 治明 出口 治明 2017年09月27日

    これは、名作「朗読者」の作家による新たな至高の恋愛小説であり、人間の再生の物語だ。ドイツから出張に来たシドニーのギャラリーで、主人公の弁護士は1枚の絵に出会う。裸の女性が階段を下りてくる絵だ。…more

  • 『答えのない世界を生きる』

    『答えのない世界を生きる』

    出口 治明 出口 治明 2017年08月31日

    いかなるビジネスであれ、ビジネスは人間と社会を相手に行うものである。そうであれば、僕は、人間と人間が創り出した社会の本質を理解することがビジネスにとっては何よりも大切だ、と思っている。その意味で、小坂井敏晶著『社会心理学講義』(筑摩書房)は……more

  • 『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』日常風景に投影された、世界の分断

    『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』日常風景に投影された、世界の分断

    下山 進 下山 進 2017年08月27日

    新潮ドキュメント賞を受賞したブレイディみかこ 『子どもたちの階級闘争』を読んだ。素晴らしかった。託児所の日常が描かれるのだが、ここで凄いのは、その日常を子どもたちやその母親、そして保育士たちの世界のドラマで読ませつつ、英国の政治そのもの、の……more

  • 『モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る』

    『モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る』

    出口 治明 出口 治明 2017年08月23日

    人類のグローバリゼーションは海の道と草原の道を結んだクビライ治下のモンゴル世界帝国で最初のピークを迎えた、と一般には考えられているが、モンゴル帝国の創始者・チンギス・カンについては意外とその治績が知られていない。本書は、長年モンゴルで発掘を……more

  • 『音楽と沈黙 1』

    『音楽と沈黙 1』

    出口 治明 出口 治明 2017年08月06日

    無謀にも30年戦争に介入して一敗地にまみれたデンマーク王、クレスチャン4世。戦で親友をも亡くしローセンボー城で塞ぎこむ王のもとに、イングランドから美貌のリュート奏者ピーターが訪れる。王はピーターを天使かと見紛い、亡き親友の面影を夢見てピータ……more

  • 『教養としての社会保障』

    『教養としての社会保障』

    出口 治明 出口 治明 2017年07月15日

    少子高齢化が進む中で、社会保障の持続可能性について不安を持つ人々が増えているようだ。「年金は破綻する」といった論調などその最たるものであろう。僕は半世紀近く生命保険業界に身を置いてきたので補完関係にある社会保障については昔から興味があったが……more

  • 『黒海の歴史 ユーラシア地政学の要諦における文明世界』

    『黒海の歴史 ユーラシア地政学の要諦における文明世界』

    出口 治明 出口 治明 2017年07月02日

    「地中海世界」や「環太平洋諸国」と聞けば誰しもそれなりのイメージが浮かぶだろう。ところが世界政治のフォーカルポイントであるにも関わらず「黒海」はそうではない。12カ国から成る黒海経済協力機構(BSEC)を知っている人がどれだけいるだろう。本……more

  • 『ダ・ヴィンチ絵画の謎』

    『ダ・ヴィンチ絵画の謎』

    面白い。まるで推理小説を読むようだ。しかも、嬉しいことにカラー版、美術好きには堪らない1冊だ。本書は、史上最高の画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの最も有名な作品「モナリザ」にまつわるいくつかの謎について、当意即妙の文章で縦横に論じたものである……more

  • 『われらの子ども 米国における機会格差の拡大』

    『われらの子ども 米国における機会格差の拡大』

    出口 治明 出口 治明 2017年05月11日

    わが国ではシングルマザーの家庭を中心として、子どもの実に6人に1人が貧困に喘いでいる、といわれている。このまま放置すると、社会的損失は40兆円に達するとの試算もある(「子供の貧困が日本を滅ぼす」文春新書)。本書は、アメリカにおける子どもの貧……more

  • 『クマムシ博士の クマムシへんてこ最強伝説』血を吐くほど観察し続けながらも、ピュアな心を護り抜く

    『クマムシ博士の クマムシへんてこ最強伝説』血を吐くほど観察し続けながらも、ピュアな心を護り抜く

    研究者は、自分の研究対象を愛している者が多い。それが、動物であろうと、植物であろうと、無機物であろうとも。本書を読めば、クマムシ博士こと堀川大樹博士がクマムシを愛しているのがしみじみとわかり、溺愛っぷりを随所に見ることができる。ある意味、こ……more

  • 『イブン・バットゥータと境域への旅』

    『イブン・バットゥータと境域への旅』

    出口 治明 出口 治明 2017年04月14日

    14世紀の初めにモロッコで生を受けたイスラームの法官、イブン・バットゥータは、なぜ30年に及ぶ大旅行を達成し得たのか。その背景には、モンゴル世界帝国による平和(パクス・モンゴリカ)とイスラーム世界の安定した権力(デリー・スルタン朝、エジプト……more

  • 『失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて』

    『失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて』

    出口 治明 出口 治明 2017年03月09日

    ある考古学者がイラク南部で、四千年以上昔の木のパネルを発見した。美しい彫刻が施されていたが、蝶の羽のようにもろくなっていた。見つめていると雨が降りはじめ、写真を撮る間もなくパネルは溶けて泥と化した。中東の多様な宗教と民族のモザイク模様は長く……more

  • 『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

    『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

    出口 治明 出口 治明 2017年02月26日

    子どもがほしいと願う「あなたは子どもを産みたいのでしょうか、それとも、子どもを育て、ともに過ごしたいのでしょうか」と著者は問いかける。後者なら、不妊治療の他にも特別養子縁組という「もうひとつの方法」があるのだ。本書は、親になりたいと願うすべ……more

  • 『ハンザ』

    『ハンザ』

    出口 治明 出口 治明 2017年02月21日

    本書は3部構成をとっている。第Ⅰ部「商人ハンザから都市ハンザへ」は、勃興期(1150年頃)から最盛期(1400年頃)に向かうハンザの歩みを描く。第Ⅱ部では、最盛期(14,15世紀)のハンザを、組織、都市、船舶・航海・船主、商人、ハンザの経済……more

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