吉村 博光
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ポートフォリオはあなた次第『じぶん時間を生きる』
2023年9月19日よくある「脱資本主義本」「移住礼賛本」ではない。もし著者の主張を押しつけようとする本なら『じぶん時間を生きる』という書名と矛盾を起こ…more
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明日はわが身『職場問題グレーゾーンのトリセツ』
2023年7月28日世の中の変化に法律が追いついてない。多くの職場で「業務指導しただけでパワハラ?」「テレワーク中の怪我は労災?」「会社支給のスマホを壊…more
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Be water , My friend ! 『本屋で待つ』
2023年3月25日この数か月私は、本はどうあるべきか。本屋はどうあるべきか、ばかり考えている。取次に25年もいて、そんな問いに意味がないことはわかって…more
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「最近あいつヤバそうだ感」を出そう! 『聞く技術 聞いてもらう技術』
2023年1月10日この本は面白かった。専門知と世間知の間で葛藤する臨床心理士の「現代版赤ひげ先生」が、自慢のヒゲを撫でながら捻りだした一冊だ。わかりや…more
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ドットtoドット 『踏み出す一歩は小さくていい』
もしあなたが子育て中なら、「大学を出て、企業に就職して、定年まで勤めあげる」人生をわが子に教え込まないほうが良いだろう。素直で親孝行…more
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誰知るや。書店員の凄み 『千年の読書』
2022年2月14日本書は、梅田蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏が200冊を超える古今東西の本を縦横無尽に紹介した本だ。「幸福」「…more
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批判、嘲笑、挫折。底をつく資金 『ディズニーランド 世界最強のエンターテインメントが生まれるまで』
よくできた物語は、幸せな家庭の食卓のようなものだ。誰かの意図によらず会話が転がって、やがては笑顔でつつまれる。破格の大事業を成し遂げ…more
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『傘のさし方がわからない』100文字で済むことを2000文字で伝えるレビュー
2021年11月11日エッセイの力をあらためて感じさせてくれる本。車椅子の母、ダウン症の弟さんと一緒に暮らしながら紡いだ言葉は、嘘偽りなくストレートに読者…more
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脱・脱成長 『世界を変える5つのテクノロジー』
2021年10月10日本書が目指すのは脱成長ではない。テクノロジーを加速させて、社会課題をビジネスチャンスに変えることだ。いま世界各国ならびにGAFAMを…more
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科学的に甘えさせてくれる本 『生物学的に、しょうがない!』
2021年9月9日本書は、生物学や遺伝子学的に「人が悩んでもしょうがないこと」が51個紹介された本だ。悩みを手離してもよし、自分の得意を見出して個性を…more
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スマホ以来の衝撃 『ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦』
2021年8月9日本書は、現在凄まじい勢いで再生回数を伸ばしている声のブログサービス「Voicy」の社長が、いまGAFAが狙っているこの市場の未来につ…more
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ハチドリのように。誰にでも 『9割の社会問題はビジネスで解決できる』
2021年7月12日世界15か国で40社を展開するボーダレスジャパンは、貧困、難民、地球温暖化などの社会問題を「ビジネスの力で」解決していっている。じつ…more
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ざっかけない変態料理人の本 『おいしいものでできている』
2021年6月9日本書は、東京・八重洲の超人気南インド料理店「エリックサウス」の創業者が、ド定番の「おいしいもの」を一品ずつ語っていく本だ。目次をみる…more
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「弱さ」を生かせる社会をつくろう 『マイノリティデザイン』
2021年5月9日有名企業を担当するコピーライターだった著者は、息子が目に障害を持って生まれてきたのを機に、活躍の舞台を福祉業界にスライドさせた。片腕…more
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必要なのは「社会の変え方」のイノベーション 『未来を実装する』
2021年4月9日テクノロジーが社会に普及するには、何が必要なのだろうか。コロナ禍で話題になった電子署名やUber、Airbnb…世に広がるものと、そ…more