『日本史有名人の臨終図鑑』 準読了

成毛 眞2010年02月25日 印刷向け表示
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日本史有名人の臨終図鑑
作者:篠田 達明
出版社:新人物往来社
発売日:2009-12-22
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本書も通して読むという形式ではないので準読了とした。歴史上の人物111人の臨終直前のカルテを『歴代天皇のカルテ』などで有名な医師作家が書き起こす。見開き2ページで1人を取り扱う。右ページには文章での人物紹介、左ページにはカルテのフォーマットで既往症、現病歴、臨床診断名などが書かれている。

第1章は20代までに亡くなった人の章だ。21歳でアルコール中毒で亡くなった小早川秀秋を例外として、高杉晋作も沖田総司も樋口一葉も石川啄木も結核だ。ビートたけしが心配するはずだ。

30代で亡くなった人では、源義経は希死念慮と戦場ストレス症としている。医師としては自殺防止の「こころの電話」に相談するべきだと診断している。働きすぎの30代。

40代で亡くなった真田幸村は多発性外傷(槍傷による出血性ショック)だそうだ。大久保利通も全身外傷(無数の刀刃刺し傷)。敵を作る40代。

最後は90代で亡くなった人の章だ。90歳で亡くなった葛飾北斎は娘の「お栄」が介護していたらしい。老老介護のはしりである。死ぬ直前に「あと10年生きれば、ひとかどの絵師になれたのだが」といったそうだ。人物それぞれにこのようなエピソードも語られている。

1600円÷111人。1人14円41銭のコンテンツである。

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