人はなぜ走るのか? 『Born to Run』

村上 浩2010年04月23日 印刷向け表示
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採点:★★★★★

どんな人にもお薦め

日経の書評で取り上げられたり、MJで特集が組まれたり、水道橋博士がじゃんじゃん宣伝したり、なんやかんや話題になってるみたいです。発売されて直ぐ読んだので、後乗りと思われると少し悔しい・・・

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族” BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
(2010/02/23)
クリストファー・マクドゥーガル

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世の中のボラティリティが上がると人々は走り出す。ベトナム戦争、9・11などのイベント毎にアメリカのランニング人口は増加しているそうだ。

自身を振り返ってみても、考えが煮詰まった時、頭がもやもやした時はぐったりするまで走ることで、(一時的ではあるが)頭がすっきりと冴え渡る様な感覚を覚えたことがある。

「走ること」は人類の本能に根ざした、非常に自然な行為であるように感じられる一方、ランナーの多くは、というよりほとんどは、どこかに怪我を抱えている。

人類にとって自然であると感じられる「走ること」が何故、怪我を引き起こすのか?走ることは人にとって不自然なことなのか?

「良い質問が、良い答えを導き出す」みたいなことを誰かが言っていたような、言っていなかったような気がするが、このような良い問いを立てるだけでなく、その問の解を求めてとことんくらいつく著者の姿勢も本書の見所。

メキシコ山奥の謎の走る民族と、その民族に魅せられた白馬と名乗る謎の白人を追いかけるために、メキシコのマフィアとごにょごにょやるシーンはハラハラするし、進化人類学から「走ること」を分析していくシーンはワクワクするし、クライマックスに近づくほどページをめくるのが惜しくなる。

近しい人には勧めたが、まだ誰も読んでないみたい・・・

読んだら絶対走りたくなる。本書を読んで直ぐに、ビブラムファイブフィンガーシューズを買ってしまった。

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Vibram(ビブラム)

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ちなみに、読書感想で5つ星は「読んだら行動が変わった本」にだけつけようと思う。

この本読んでからランニングの回数が急上昇したので、当然この本は5つ星。

関連リンク

スコットジュレクのHP オフィシャルファンサイト 裸足で走るハーバードの教授
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