あなたも絶対欲しくなる! 『スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ入門者編』新刊超速レビュー

仲野 徹2014年12月16日 印刷向け表示
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スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ入門者編
作者:
出版社:学研マーケティング
発売日:2014-11-25
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HONZのレビュアーをしていると、ありがたいことに、あちこちから献本をしていただくことがある。できれば、全部読んで、できるかぎり宣伝に努めたいのではあるが、そうもいかない。パラパラっとめくって、ごめんなさい、してしまうこともある。

しかし、この本は違う。おもわず、これはええわぁ~と言い続けながら、最後まで一気に目を通してしまった。年末のクソ忙しい時期にこんなもん送ってくるなよ、と思いながらではあったけど。はじめてエロ本、じゃなかった、絵本を与えてもらった感動というのはこういうものかもしれない。

タイトルどおり、英和辞典である。中学レベルの英単語を約1,000語。英和辞典としては、訳語と活用形くらいしか書かれていないので、最低限の情報しかない。が、それぞれの単語には、例文が添えられている。そして、その文章がすべて、映画スター・ウォーズで使われたものだ。

おそらく、ほとんどの人は、まず “force” をひくだろう。でないと、こんな本を手に取りはしない。そこには、まず発音記号とカタカナでの読み方が書いてあって、『【名】力;<スター・ウォーズ>[the Forceで]フォース(⇒あらゆる生命体から発せられるエネルギーの場)』という説明があり、『The Force is strong with him.  あやつはフォースが強い』Emperor Vという訳文。

全編、その調子だ。それだけではない。『フォース・フレーズ』という囲みには、フォース関連の台詞が載っている。もちろん、force のところは『May the Force be with you. フォースがともにあらんことをだ。

もうひとつ、囲み記事として、『クラシック・フレーズ』がある。私のような年寄りファンにはたまらない文章ばかりだ。『I have a bad feeling about this.  なんだかいやな予感がする』(C-3PO)とか、『You know, sometimes I amaze even myself.  まったく、おれもときどき自分に感心するぜ』(HAN SOLO)とか。もちろん、どちらもカタカナ発音付き。

これらのフレーズ囲みには、映画の名シーンの写真が使われている。あぁなつかしい。他は、オリジナルのイラストなのだが、これも実にかわいらしくよく描けている。そのうえ、いくつかは、英単語の説明のためにとても上手く描かれていて、たとえば、away のところでは、fly offfly outfly away の違いが一目でわかるようになっている。

往年のスター・ウォーズファンだけでなく、英語を学び始める子にも最適の辞書じゃぁないだろうか。辞書や図鑑で手慣れている学研だけあって、本の作りもすばらしい。重厚で小さな百科事典みたいなつくりになっていて、紙も分厚くていい。いやぁ、まいった。すばらしすぎる。翻訳物ではなくて、なんと日本オリジナルの本らしい。学研、やるがな。逆輸出も夢じゃないぞ。

この本、送られてくるまでまったく知らなかったのだけれど、amazonで見たらなんと一ヶ月以上100位以内。すでに堂々のベストセラーである。いまさらHONZでレビューすることないんとちゃうんかという気もしないではないけれど、紹介せずにいられぬほど興奮して、このレビューもあっという間に書いてしまいましたので、そこんとこよろしく。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
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出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
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