『成功者3000人の言葉』新刊超速レビュ-

田中 大輔2013年05月31日 印刷向け表示
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成功者3000人の言葉
作者:上阪徹
出版社:飛鳥新社
発売日:2013-05-31
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2013年のベストビジネス書はこの本で決まり!と、まだ半年以上残っているのだけれど、そう断言してもいいと思えるような本に出会ってしまった。ただジャンルでいうと自己啓発の部類に入るので、HONZの読者向きではないかもしれない。しかしHONZ代表の成毛が文芸書を紹介していたくらいなので自己啓発書でもきっと大丈夫だろう。

自己啓発という言葉を聞くと、ちょっといかがわしい感じがして、身構えてしまう人がいるかもしれない。でもこの本は安心して読んでもらっていい。ライターの上阪徹。ベストセラーとなったプロ論をはじめ、彼が社会的に成功している人にインタビューした数は3000を超える。そのなかで、多くの人が似たようなことを言っていたことから、そこに成功の本質というものが潜んでいるのかもしれないと思って、それらの発言をまとめたものがこの本である。

3000人以上から聞いた言葉の中から、著者が厳選し心に残ったものを紹介しているので、どれもが胸に突き刺さる。あまりにもいい言葉が多いので、読み終わったあとに、気に入った言葉を手帳に書き写してしまった。そんな言葉の中から特に気に入ったものをいくつかを紹介していこう。

「明日のことなんて考えない。とにかく目の前にあることを一生懸命やる」

経営者の評伝で、こういった趣旨の言葉をよく目にする。将来設計やキャリアプランニングといったものはあまり意味がないようだ。いくら意識した所で、それが思い通りになるとは限らない。ならば目の前にあることを愚直にやっていくほうが大事であるし、その積み重ねが結果として成功につながっているのだろう。

「人生を充実させたい、と考える人はたくさんいますよね。だから、人生について、いろんなことを考える。でも、今日を充実させよう、と考える人は以外に少ないんです。実際には、人生は今日の積み重ねですよね。今日が充実していなかったら、人生は充実しないのに、といつも思うんです。」

この言葉は目からうろこだった。この本の中で一番自分に刺さった言葉がこれである。人生の充実というと、どうしても将来のことを意識しまう。それよりもいまを一生懸命生きることのほうが大事なのだ。将来のことを考えても、それまでに何があるかなど誰にもわからない。ならば将来のために今を犠牲にするのではなく、今を充実させたほうがいい。当たり前だけど、いわれて初めて気がついた。

「たいせつなのは、成功よりも、幸せになること」

「ないものを数えるのではなく、あるものを数えよ」

「幸せというのは、そこにあるもの」

最後は幸せに関する言葉を集めてみた。幸せってなんだろう?と思ったときに、これらの言葉は心にしみる。そう、幸せというものはすぐそばにあるものなのだ。それに気づくか、気づかないかはあなたの心の持ち方次第である。

他にもたくさんの素敵な言葉がこの本には収録されている。紹介した言葉の中に、一つでも心に刺さったものがあったなら、ぜひこの本を手にとって貰いたい。読めばきっとあなたの人生をいまよりも豊かなものに変えてくれるはずだ!ラッシュライフ。豊潤な人生を!

文章は「書く前」に8割決まる
作者:上阪 徹
出版社:サンマーク出版
発売日:2011-09-21
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上阪徹さんの著作ではこちらもオススメ。この本の内容を意識するだけで、ワンランク上の文章が書けるようになるはずだ。この本に出会ったことで、わたしは文章を書くことがさらに好きになった。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
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