12月の今月読む本 その1

2012年12月5日 印刷向け表示
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12月1日(土曜日)、『ノンフィクションはこれを読め!』の出版記念パーティを行った。HONZ発足にご尽力いただいた方や紹介した本の著者と編集者などをお招きし、増刷を祝い、メンバーたちと美味しい酒を飲み交わした。

 

実は、この会を催すにあたって不安なことがたくさんあったのだ。集まる方々はHONZという本の紹介サイトを接点にしているだけで、お互い顔も知らないし何をしている人かもわからない。そういう人たちが集まって上手くいくのだろうか。

 

その心配は杞憂に終わった。というより思わぬ効果を生んだかもしれない。普通なら絶対に会うこともないだろう、研究者と作家や、新しい創作物の可能性を見出した編集者、孤独でさびしい思いをしているノンフィクション好き同士が出会って話が弾むこと。近いうちにHONZ発の作品が生まれる可能性大である。

 

さて週が改まり今日は12月の朝会。さすがに師走ともなれば忙しさにも拍車がかかる。今回はかつてないほどの低い出席率だった。代表の成毛眞ですら夜なべ仕事が終わらず欠席。仲野徹は前夜、近畿地方の研究者が集まる忘年会「仲野会」があり、朝はとてもムリとだいぶ前から自己申告。久保洋介はガーナ出張。栗下直也は病欠。足立真穂は校了が終わらず、鰐部祥平は工場ライン改変の教育期間ということで、続々と欠席の知らせが入る。

アメリカ大統領選挙あたりから大忙しの山本尚毅から連絡がないので心配していたら、徹夜明けで参加しようとしていたのに寝落ちした、とあとでメールが来た。

 

というわけでスカイプなし、スクリーン表示なしの極めてシンプルな朝会が始まった。ちょっとさびしいけれど、ひとりの持ち時間は多くとって開始。

 

まずは30分ほど参加したら仕事先へ行かなければならない村上浩

ちなみに今回はメンバーの名前にリンクを張ってみた。最近、何の本を紹介しているか一目でわかる。

一四一七年、その一冊がすべてを変えた

作者:スティーヴン グリーンブラット
出版社:柏書房
発売日:2012-11
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ルネサンス時代の幕開けに、2000年も昔からの文献をあさるブックハンターたちが数多くいた。その中の1冊が、彼らが見つけた1冊が世界を変えた、という話。近日レビュー予定。

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

作者:門田 隆将
出版社:PHP研究所
発売日:2012-11-24
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福島第一原発では、そのとき、本当は何が起こっていたのかを、当時の所長はじめ関係者が生々しく語る。

10万年の未来地球史

作者:カート・ステージャ
出版社:日経BP社
発売日:2012-11-15
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村上はかなり細かく付箋を貼っていいくのだが、ちょうど半分読んだところのようだ。本人いわく「かなり大変」と上下巻分厚本大好きにしては気弱な答え。「僕、無理だった…」と内藤はリタイア宣言。かなり骨太本のようだ。

 

HONZの渉外関係を担当している内藤順

いよいよYahoo!ニュースへの配信も始まった。

ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪

作者:トマス・レヴェンソン
出版社:白揚社
発売日:2012-11-30
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今回のカブり本大賞候補、その1。なんとも魅力的なタイトルでHONZメンバーの気を引く。しかし半分まで読んだ内藤によると「まだ造幣局までいきません」とのこと。このあとの展開や、如何に!

 

漱石のデザイン論―建築家を夢見た文豪からのメッセージ

漱石のデザイン論―建築家を夢見た文豪からのメッセージ

 

  • 作者: 川床 優
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    出版社: 六耀社 (2012/12)

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    発売日: 2012/12

若き漱石は建築家を目指していたという。しかしその夢が破れても、建築、美術、デザインなどの日本文化を愛していた。

 

ここで脱線その1

麻木久仁子が「デザインっていつから使われた言葉?」と聞くと美大出身の新井文月が、昔習ったことを一生懸命思い出して説明。一度帰宅した新井が調べた結果こうだ。

日本では東京美術学校(今の芸大)が、1896年に西洋画科・図案科を新設したように「図案」という言葉を使用してます。

日本国内へのデザイン語浸透ですが、イギリスは産業革命による大量生産に対する危惧から、反発としてものづくりの美意識=デザインという概念が生まれました。これを広めたのは美術批評家/思想家であるジョン・ラスキンやウイリアム・モリスなどで、150年前です。

 

もっと詳しい説明があったけど割愛。

高校野球マネー事情

作者:手束 仁
出版社:日刊スポーツ出版社
発売日:2012-11-23
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甲子園に行くと偏差値が上がる?親たちの負担はいったいどれくらい?こういう裏側のお金の話は面白い。

 

HONZパーティではさすがの司会役で、参加者から喝采を浴びた麻木久仁子

作者:佐伯 順子
出版社:NHK出版
発売日:2012-11-28
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江戸時代は錦絵などを使って小範囲で行われた美人コンテストが、写真の普及とともに全国に広まる。芸者のような玄人から近くのお嬢さんみたいな素人に広まっていく様子はひとつの女性史。

首都防空網と〈空都〉多摩 (歴史文化ライブラリー)

作者:鈴木 芳行
出版社:吉川弘文館
発売日:2012-11-20
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武蔵野の地に生まれ育った麻木が、太平洋戦争でなぜ多摩地域が最初に狙われたかを知るために読む、と宣言。国道16号線のルートなど興味深い内容だ。

『僕らは~』『君たちは~』という本、最近多いよねえ。タイトルで興味を引くためとはいえ、この著者にとってはマイナスなイメージ。荻上チキという人はちきりんという人と別人だそうだ。TBSラジオの選挙特番で麻木と一緒に番組を担当するそうだ。

 

がっちりビジネス本を読みこんでいる深津晋一郎

紙の約束―マネー、債務、新世界秩序

作者:フィリップ・コガン
出版社:日本経済新聞出版社
発売日:2012-11-23
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国が亡びるときは財政破たんが引き金になる。古代ローマから連綿と続いている定理でもある。紙は信用で成り立っているが、一度破綻してしまえば、紙の価値は無くなる…という話らしい。

オーシャン・メタル―資源戦争の新次元

作者:谷口 正次
出版社:東洋経済新報社
発売日:2012-12
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深海にある資源開発、一時は日本がリードしていたが2000年代に入り途絶えてしまう。資源の未来は?久保あたりも好みそうな本。

塀の上を走れ――田原総一朗自伝

作者:田原 総一朗
出版社:講談社
発売日:2012-11-30
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プライベートなことまで、かなり書き込んでいる本だそうだ。先ごろのAKB48のCMは面白かった。

就活突入、今はネットでの登録に必死らしい刀根明日香

 

欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物

欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物

 

  • 作者: マイケル ポーラン, Michael Pollan, 西田 佐知子
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    出版社: 八坂書房; 新装版 (2012/10)

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    発売日: 2012/10

植物が人間を操作して、自らの繁栄を目論んだ、という眉唾っぽい話だと思ったら著者は『雑食動物のジレンマ』を書いたマイケル・ポーランだった!

 

人生に悩み頭を丸坊主にしてきた井上卓磨 『紙の約束』がカブって意気消沈。

切っても死なない無敵の生きもの プラナリアって何だろう?

作者:宮崎 武史
出版社:幻冬舎ルネッサンス
発売日:2012-11-28
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変な生き物シリーズ。今回はプラナリア。どれくらい切っても生き続けるかという研究者ならやってみたいことが満載。

土屋が「はるか昔から、この手の実験はやられているんだよねえ」と。さすが物知り!

「もう、文庫になったんだ!」とメンバーが口にするなか(親本は2011の1月)とくとくと本書に書いてあることを説明する井上。「これは結構書評が出たよ」というとびっくりしたような顔をしている。高村から「その上、説明した理論は間違っているし!」と厳しい指摘。相変わらず前途多難なかんじ。

国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ (中公新書)

作者:細谷 雄一
出版社:中央公論新社
発売日:2012-11-22
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18世紀ヨーロッパから現代にいたるまでの、世界政治の構造の変遷。ぜひ、レビューを書いてもらいたい。

 

パーティの際、本のディスプレイが素晴らしかった。さすが書店員!田中大輔

日本恋愛思想史 - 記紀万葉から現代まで (中公新書)

作者:小谷野 敦
出版社:中央公論新社
発売日:2012-11-22
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恋愛という概念が明治時代に海外から輸入されたものなのか?著者は違うといい、日本だけでなく世界の恋愛観を論じる。

芸術家が愛したスイーツ

作者:山本 ゆりこ
出版社:ブロンズ新社
発売日:2012-11
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「うわぁ~♫」と少女のような声を上げたのが内藤順。田中と内藤は下戸でスイーツ好き。レシピも付いてお菓子好きには楽しそう。

モダンガール大図鑑 ---大正・昭和のおしゃれ女子 (らんぷの本)

作者:生田 誠
出版社:河出書房新社
発売日:2012-11-23
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おしゃれ大好きな田中が注目している大正時代。かなり奇抜で自由な服装や生活を楽しんでいる。

ここで脱線その2。文化が爛熟するとそれを粛清する勢力が働くよね、という話。

今回の選挙に対する発言も昭和初期の著名人と、とても似ている、とか、女性の力を錦の御旗にする、とか。

こういう話になると、俄然、楽しくなる。

 

風邪なのか片時もマスクを外さない鈴木葉月。今日も弁当を包んでいるような風呂敷包みを大事に持っている。

中曽根康弘が語る戦後日本外交

作者:中曽根 康弘
出版社:新潮社
発売日:2012-10-26
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本日一番の分厚い本。選挙までに読みたいと努力中とか。

利休の風景

作者:山本 兼一
出版社:淡交社
発売日:2012-11-22
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直木賞受賞作品『利休にたずねよ』が面白かった鈴木。取材過程で見えた事実も踏まえたいと。

カウンターアタック―返し技・反撃の戦略思考

作者:永井 洋一
出版社:大修館書店
発売日:2012-11
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風呂敷包み以外から出してきた、まさにカウンターアタック的な一冊。書いていることも勝負事についてらしい。これは面白そうだ。

 

息子からノロウィルスが感染し、大変な思いをしたらしい新井文月

書店員あるある

作者:書店員あるある研究会
出版社:廣済堂出版
発売日:2012-11-27
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本日一番ウケた本。書店員と珍客のあるあるネタ。内藤順は奪い取ってゲラゲラ笑いながら読んでいた。表紙のマンガは「ゴルフの教習本を読んでいるおじさんは腰が微妙に揺れている」というもの。

各国ひとりはいる、現代アートの有名作家を網羅した本。さまざまな本が出ているが、これが一番わかりやすいらしい。

柿沼康二 オレ流 書の冒険 (趣味Do楽)

作者:
出版社:NHK出版
発売日:2012-09-25
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最近、書に嵌っている新井が、読んで納得したムック。表紙は60キロの筆を使う姿。

 

この会の途中で飛び込んできた中村勘三郎逝去の報に、動揺しまくる東えりか

アジア女性交流史 昭和期篇

作者:山崎 朋子
出版社:岩波書店
発売日:2012-11-07
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山崎朋子というと『サンダカン八番娼館』しか思い浮かばないかもしれないが、こつこつと女性史の研究をつづけ、40年かけて完成した労作。以前の内容を忘れてしまったのですべて読み返してきちんとレビューしたい。

現代精神医学批判

作者:計見 一雄
出版社:平凡社
発売日:2012-11-23
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日本で初めて精神科の救急病院を開いた著者。実はワタシが生まれたときに下宿屋をしていた実家の学生さんだった。

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

作者:高野 秀行
出版社:講談社
発売日:2012-11-15
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大好きな高野秀行の新刊。在日のさまざまな外国人の食事ルポだが、この間に震災があり、彼らの活躍も記録。

 

出版パーティではただひたすら高橋秀実さんに感謝されていた土屋敦

エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

作者:トム・ミューラー
出版社:日経BP社
発売日:2012-11-22
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ユーロ圏のもので異常に安いものが出回っているのが不思議だったという料理研究家の土屋。いろいろ混ぜ物されているという告発の記。「ヴァージンじゃないじゃん!」と叫ぶ麻木久仁子(笑)

山口晃 大画面作品集

作者:山口 晃
出版社:青幻舎
発売日:2012-12-03
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おおぅ!とどよめきが起きる。先日新井文月がレビューした『ヘンな美術史』の著者の大判作品集。またビニールがかかったまま。

「ちょっと落ち着いたらゆっくりみる」というが、ずっと落ち着かないよね。

図説 宮中晩餐会 (ふくろうの本/日本の文化)

作者:
出版社:河出書房新社
発売日:2012-11-10
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〈天皇の料理番〉秋山徳蔵が蒐集したメニューが語る午餐会と晩餐会。明治の初めから外国の賓客をもてなすための必死の努力が垣間見える。麻木が食い入るように見ている。これも注目の一冊。

 

風邪気味っぽいのかコートも脱がない高村和久。そういえば、こころなしかツッコミが少ない。

よみがえる天平文様

作者:藤野 千代
出版社:光村推古書院
発売日:2012-12-10
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正倉院に納められた宝物の模様をコンピュータでトレースし紙上に再現した、すばらしく美しい本。これは土屋が取り上げて見つめている。

しかし、今回、ビジュアル本が異常に多い。みんな疲れてるのね。

ヘリオット先生と動物たちの8つの物語

作者:ジェイムズ・ヘリオット
出版社:集英社
発売日:2012-11-26
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これは懐かしい。ヘリオット先生の本をこれで初めて体験するという高村。うん、すごく面白いよ。

ビジョナリーであるということ

作者:パヴィスラ・K・メータ
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2012-11-09
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装丁とタイトルからは何が書いてあるかさっぱりわからないが、ハーバード・ビジネススクールでこのケーススタディは1993年以来20年近くにわたって学生たちの必読教材になっているらしい。レビューを早急に希望!

 

さてここからは欠席者のオススメ。ダブりは外すことにする。コメントは本人のもの。

 

商社マンはつらいよの久保洋介

お店をオープンしてからたった1年半でミシュランの三つ星を獲得したシェフの話。装丁が格好いいなーと思ったら鈴木成一さんでした。

金融の世界史

作者:国際銀行史研究会
出版社:悠書館
発売日:2012-10-05
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佐々木俊尚さんに歴史を勉強しろと叱咤激励されたので、まずは金融から。。。

深海世界

作者:
出版社:パイインターナショナル
発売日:2012-11-21
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寝る前にこれ眺めてるとなぜかよく寝れます(笑)

 

秘密結社「平成仲野組」の忘年会で楽しそうな仲野徹

怒る! 日本文化論 ~よその子供とよその大人の叱りかた (生きる技術! 叢書)

作者:パオロ・マッツァリーノ
出版社:技術評論社
発売日:2012-11-22
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謎の外国人(?)パオロ・マッツァリーノ。怒ることがいかに大事であるか、が説かれていて笑える。しかし、誰やねん、こいつ。

ダムの科学 -知られざる超巨大建造物の秘密に迫る- (サイエンス・アイ新書)

作者:一般社団法人 ダム工学会 近畿・中部ワーキンググループ
出版社:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2012-11-19
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成毛さんとかぶりそうだけれど、これ。勉強になりました。

徹底詳解 リニア中央新幹線のすべて

作者:川島 令三
出版社:廣済堂出版
発売日:2012-10-30
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リニアモーターカーって、2027年には東京・名古屋間が開通するんですってね。個人的には不要と思ってますが…

 

先月は自分が風邪をひいていて、今回は家族が倒れてしまった栗下直也

沖縄軍人妻の研究 (プリミエ・コレクション)

作者:宮西 香穂里
出版社:京都大学学術出版会
発売日:2012-11-09
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まさかの3000円オーバーだぜ。買って満足。

団地の空間政治学 (NHKブックス No.1195)

作者:原 武史
出版社:NHK出版
発売日:2012-09-26
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団地ブーム再燃?らしいので。原武史はとりあえず買う

 

趣味の日本刀を買うのと本の購買費の払底で悩み多き鰐部祥平

お父さん、フランス外人部隊に入隊します。 (廣済堂文庫)

作者:駒村 吉重
出版社:廣済堂出版
発売日:2012-11-21
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小学生のころの夢が軍人だったのできになりました。

性能限界-モノづくり日本に立ちはだかるもう一つの壁- (B&Tブックス)

作者:井熊 均
出版社:日刊工業新聞社
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製造業で働くものとしては気になります。

月: 人との豊かなかかわりの歴史

作者:ベアント ブルンナー
出版社:白水社
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人類と月との関わりあり、文化やれきしなどのあれこれ。

 

夜なべ仕事でHONZ欠席の成毛眞代表

元素をめぐる美と驚き: 周期表に秘められた物語

作者:ヒュー オールダシー=ウィリアムズ
出版社:早川書房
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完璧なイメージ: 映像メディアはいかに社会を変えるか

作者:キク アダット
出版社:早川書房
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徹夜明け、寝落ちで欠席の山本尚毅

Fall Line 2013 (双葉社スーパームック)

作者:
出版社:双葉社
発売日:2012-09-14
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あまりにも、パウダースノーの写真がきれいで

MAKE SPACE メイク・スペース  スタンフォード大学dスクールが実践する創造性を最大化する「場」のつくり方

作者:スコット・ドーリー
出版社:阪急コミュニケーションズ
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昔から、d.schoolのスペースに興味があったため買いました。

「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)

作者:常見 陽平
出版社:ベストセラーズ
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本当に病気だと思うヒトがたくさんいて。

 

先日のパーティ、実際のコーディネートをすべて担当した足立真穂

暴れん坊本屋さん・完全版 ~棚の巻~ (ウィングス・コミックス)

作者:久世 番子
出版社:新書館
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書店を舞台にした人気のエッセイコミックです。以前に読んだことがあったのですが、完全版が出たようで驚きました。そこまで人気だったのか、と(笑)。いちおうノンフィクションの範疇なのであげてみます。

生まれることは屁と同じ ---深沢七郎対談集

作者:深沢 七郎
出版社:河出書房新社
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深沢七郎の単行本未収録対談集です。深沢ファンなので買いました。

 

本をネタに雑談がどんどんすすみ、気が付けば予定時間近く。こういうゆったりした朝会もいいね、と部屋を後にした。

 

いま、絵画館前のイチョウが見ごろだというので帰りに見に行ってみた。

黄金色ですごく美しかった。

 

 

その2も近々UPします。お楽しみに!

決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
作者:成毛 眞
出版社:中央公論新社
発売日:2021-07-07
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『決定版-HONZが選んだノンフィクション』発売されました!