2018年10月の「今月読む本」その1

東 えりか2018年10月23日 印刷向け表示
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久しぶりの朝会である。それも前日に宴会をしなかったのは何年ぶりだろう。HONZ開始から8年目。メンバーもその分年を取ったことになる。

それでも朝7時の開始時間どおりに、みな眠い目をこすりつつ集まってくる。「こんな眠いなら次回は来ない!」と断言する成毛や内藤とは反対に、朝は元気いっぱいの仲野徹。きけば毎朝5時半には目が覚めてしまうとか。かく言う私も最近は朝のほうが仕事が捗る。そういうお年頃になったということだ。

◆今回は目覚ましに成毛眞から。

世界のかわいい本の街
作者:アレックス・ジョンソン 翻訳:井上 舞
出版社:エクスナレッジ
発売日:2018-10-03
ドイツ秘密兵器 WW II German Secret Weapons
作者:広田厚司
出版社:潮書房光人社
発売日:2018-09-27
警視庁刑事部現場鑑識写真係
作者:戸島 国雄
出版社:並木書房
発売日:2018-10-05
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 本好きはどこの街に行っても本屋を探す。それが素敵なら幸せな気持ちになる。兵器オタク、警察小説マニアの成毛にとって、そういう本は大好物。かつての最新兵器に思いを馳せる。

◆続いてサラリーマンが板についた峰尾健一。 

黒板アート甲子園作品集 高校生たちの消えない想い
作者:
出版社:日東書院本社
発売日:2018-09-16
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イントロの法則80's 沢田研二から大滝詠一まで
作者:スージー鈴木
出版社:文藝春秋
発売日:2018-10-05
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高齢者の犯罪心理学
作者:越智 啓太
出版社:誠信書房
発売日:2018-09-15
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CMでおなじみとなった黒板アートは日本中に広がっていた。見事な出来栄えに息をのむ。沢田研二のドタキャンの一件があった日にこの本を紹介するとは、なんというタイミング。荒ぶる老人心理を読み解くための一冊はなかなか難物のようだった。

ブログの更新スピードが半端ない冬木糸一

見知らぬものと出会う: ファースト・コンタクトの相互行為論
作者:木村 大治
出版社:東京大学出版会
発売日:2018-09-28
もしも宇宙に行くのなら――人間の未来のための思考実験
作者:〓島(ぬでしま) 次郎
出版社:岩波書店
発売日:2018-10-05
人体実験の哲学――「卑しい体」がつくる医学、技術、権力の歴史
作者:グレゴワール・シャマユー 翻訳:加納 由起子
出版社:明石書店
発売日:2018-10-01
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 SFのレビューアでもある冬木らしい選書だ。もし宇宙人と出会ったらどうコンタクトする?宇宙に行くために体を作り替えることは生命倫理学的にどうなのか?そして人間のスペックを挙げるとしたら人体実験はどこまで許されるか?などなど、気にかかるなあ。

◆11月から6日がレビュー担当日になった西野智紀

東西ベルリン動物園大戦争
作者:ヤン・モーンハウプト 翻訳:赤坂桃子
出版社:CCCメディアハウス
発売日:2018-09-01
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胃弱・癇癪・夏目漱石 持病で読み解く文士の生涯 (講談社選書メチエ)
作者:山崎 光夫
出版社:講談社
発売日:2018-10-12
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謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか? (ベスト新書)
作者:栗田 昌裕
出版社:ベストセラーズ
発売日:2018-10-12
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 冷戦時代、東西の動物園が意地の張り合いをしていた。レビューも多くなってきた注目の一冊。文豪たちは病気がち。作風も病気によって作られた?アサギマダラはとてもきれいなちょうちょ。群れを成して飛ぶ風景は迫力がある。

◆選書がいつも見事な首藤淳哉

脳と時間: 神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎
作者:ディーン・ブオノマーノ 翻訳:村上郁也
出版社:森北出版
発売日:2018-10-10
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Sport 2.0:進化するeスポーツ、変容するオリンピック
作者:アンディ・ミア 翻訳:田総 恵子
出版社:エヌティティ出版
発売日:2018-08-30
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ごみ収集という仕事: 清掃車に乗って考えた地方自治
作者:藤井 誠一郎
出版社:コモンズ
発売日:2018-06-06
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 ラジオ局勤務の首藤にとって2020のオリンピックは大きな岐路になると考えている。時間の長さと感覚や、スポーツ報道のこれからなど課題は多いようだ。社会学者が現場に入って内側から見る研究は間違いなく面白い。メンバーが注目したごみ収集。

◆ご実家が佐賀の銘菓の饅頭屋さんで、みんなにふるまってくれた吉村博光

そいばってん佐賀
作者:平尾 茂
出版社:西日本新聞社
発売日:2018-10-17
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ハイパー複コロ革命 (競馬王馬券攻略本シリーズ)
作者:魚谷 智也
出版社:ガイドワークス
発売日:2018-09-07
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あなたの脳は変えられる 「やめられない! 」の神経ループから抜け出す方法
作者:ジャドソン・ブルワー 翻訳:久賀谷 亮
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2018-09-27
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 つい先ごろ都道府県&市区町村魅力度ランキング2018が発表され、佐賀は後ろから三番目。なんとか人気を得たいもの。競馬の本は吉村以外だれもやらないので、正直よくわかりません。脳の本は次々出るが、嗜癖については知りたいことだらけだ。

本庶先生のノーベル賞受賞でお弟子として露出の多い仲野徹

DARPA秘史 世界を変えた「戦争の発明家たち」の光と闇
作者:シャロン・ワインバーガー 翻訳:千葉敏生
出版社:光文社
発売日:2018-09-13
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絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ
作者:M・R・オコナー 翻訳:大下 英津子
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2018-09-27
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ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活
作者:國友 公司
出版社:彩図社
発売日:2018-09-27
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 米・軍事機関DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)の秘密技術は、ノンフィクション好きなら読みたくなるネタ。決まった施設や試験管でしか生きられない生物について考える。大阪で生まれ育った仲野でも、西成にはほとんど行ったことがないそうだ。潜入した若者が見たものは何だったのか。

◆最近引っ越しをしたらしい田中大輔

ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち (小学館文庫)
作者:河合 香織
出版社:小学館
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ホイチョイの リア充王 遊びの千夜一夜物語
作者:ホイチョイ・プロダクションズ
出版社:講談社
発売日:2018-09-13
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歴史の「普通」ってなんですか? (ベスト新書)
作者:パオロ・マッツァリーノ
出版社:ベストセラーズ
発売日:2018-10-12
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 小学館ノンフィクション賞を受賞した日本ワインの物語が文庫化。お酒に目覚めた田中らしい。ホイチョイの本はバブル時代の人が読むのかねえと中身を勝手に推測するメンバー。やっぱり引きはいい。HONZはパオロ・マッツァリーノの本を外さない。

さすがにみんないい本を持ってくる。内容を読んでいないだけ、みんなの想像力が膨らみ、会話が暴走する。果たして本当に面白い本?それはレビューをお待ちください。

近々「その2」もアップします。請うご期待!! 

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