本書についてはある週刊誌の書評で取り上げる約束をしてしまった。原稿の〆切は明日である。掲載誌の発売は3週間後になる。それまでとても待てないので、一言だけいっておきたい。「いますぐ買って読むべし」。本年、最高の科学読み物にして伝記になると思う。それでも疑うのであれば、本屋で14ページ足らずのプロローグを立ち読みするべきだ。書評用に付箋を張るくせがあるのだが、プロローグで5つも使ったのは始めてだ。いま、われわれの知らないところでとてつもないことが起こっており、それに対応しようとしている人々がいるのだ。
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