出口治明

立命館アジア太平洋大学（APU）学長、ライフネット生命創業者。1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命に入社。2006年にネットライフ企画株式会社設立、2008年に生命保険業免許を取得してライフネット生命保険株式会社に社名変更、10年にわたって社長・会長を務める。2018年にAPU学長に就任。

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『ロレンスがいたアラビア』

出口治明 2016年12月31日
人物世界史

ロレンスがいたアラビアには、他にもロレンスと同じような境遇の尖った若者がいたのだ。アメリカ人イェール（スタンダード・オイルの情報員）…more
『周―理想化された古代王朝』

出口治明 2016年11月20日
世界史

中国では、常に古代の聖天子の時代が憧憬される。伝説の堯や舜はともかく実在が確実視される周の文王や武王、周公旦の時代である。周は約80…more
『子供の貧困が日本を滅ぼす』

出口治明 2016年10月21日
社会

子どもの貧困がよく話題に上るが、その実態を知っている人は意外に少ない。本書は、日本財団子どもの貧困対策チームがまとめたものであるが、…more
『すべての見えない光』

出口治明 2016年10月4日
小説

本書は、パリの博物館に務める優しい父のもとで育った目の見えない少女マリー＝ロールとドイツの炭鉱町、ツォルフェアアインの孤児院で育てら…more
『外来種は本当に悪者か?　新しい野生 THE NEW WILD』

出口治明 2016年10月1日
サイエンス

外来種と言えば、琵琶湖の在来種を脅かすブルーギルやブラックバスが脳裏に浮かぶ。いかにして駆除するか、心ない放流を食い止めるか。獰猛な…more
『アイルランドの至宝ケルズの書―復元模写及び色彩と図像の考察』

出口治明 2016年9月29日
民俗・風俗

"渾身の書である。1938年に生まれた著者は、55歳でアイルランドを訪れて、「世界で最も美しい本」（ケルズの書）に魅せられた。その頃…more
『冬の王』

出口治明 2016年9月17日
人物世界史

フランスとの100年戦争に敗れたイングランドは、後に薔薇戦争と呼ばれた王族間（ランカスター家vsヨーク家）の血腥い内戦に突入した。そ…more
『図説シルクロード文化史』

出口治明 2016年8月27日
世界史

19世紀の後半、リヒトホーフェンが命名したシルクロードは、実は絹の道ではなく、移住する人々の手によって思想、技術、芸術的モチーフなど…more
『呉越春秋　呉越興亡の歴史物語』

出口治明 2016年8月11日
世界史

「呉越同舟」という諺が人口に膾炙しているように、春秋戦国時代の呉と越は宿命のライバルであった。両国は30年以上に亘って激しい戦いを繰…more
『自画像の思想史』

出口治明 2016年7月31日
教養・雑学アート・スポーツ

"人類の絵画史は15,000年前のラスコーの壁画から始まると著者は述べる。これに対して自画像の歴史はわずか5～600年。なぜ、かくも…more
『中国虫の奇聞録』

出口治明 2016年7月24日
生物・自然民俗・風俗

古来、虫は生き物の総称で、万物が五つの元素からなるとする五行説に従い、中国では全ての生き物が五虫に分類されていた。羽虫（長は鳳凰）、…more
『風土記の世界』

出口治明 2016年7月13日
民俗・風俗日本史

風土記とは何か。当初、わが国の史書の構想としては、紀・志・列伝の三部をもつ中国正史（「漢書」など）をお手本とした「日本書」がもくろま…more
『アフガン・対テロ戦争の研究―タリバンはなぜ復活したのか』

出口治明 2016年6月26日
社会

本書は、地域の歴史を丹念に掘り起こしながら、個々の軍事作戦の細部に至るまで丁寧な分析を進めていく。当初、タリバンのリーダー、オマルは…more
『一人の詩人と二人の画家　D・H・ロレンスとニューメキシコ』

出口治明 2016年6月19日
アート・スポーツ

本書は、ロレンス夫妻としばし生活を共にしたデンマーク人の画家（クヌド・メリル）の回想録であるが、これほど生身のロレンスの素顔を率直に…more
『うた合わせ　北村薫の百人一首』

出口治明 2016年6月12日
教養・雑学

子どもの頃のお正月は凧上げと百人一首。子ども心に好きだった遍昭の歌などは、そっと近くに寄せておいたものである。本書は、「隣の赤」など…more