新潮文庫
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『殺人犯はそこにいる』「真犯人」の存在を明らかにした “調査報道のバイブル”
2016年5月28日本書は、足利事件をはじめ北関東で起きた一連の事件を「北関東連続幼女誘拐殺人事件」としてとらえ、真犯人「ルパン」に迫るルポだ。すでにテ…more
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『闇の女たち 消えゆく日本人街娼の記録』
2016年5月1日北海道から九州まで闇の中で咲き誇った18人の人生模様。本書の第一部は1990年代末から2000年代初頭にかけて、その最末期を記録した…more
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『バイエルの謎 日本文化になった教則本』
2016年3月6日本書によれば、バイエルへの批判が高まったのが1990年前後というから、それ以前にピアノを習った人のほとんどは、私のような脱落者も含め…more
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『原子力政策研究会100時間の極秘音源 メルトダウンへの道』
2016年3月5日100時間を超える「島村原子力政策研究会」を録音したテープ。1985年から始まったこの研究会には原発導入に携わった官僚・電力関係者・…more
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『つながる セックスが愛に変わるために』文庫解説 by 高石宏輔
2016年1月27日体はつながっても、心が満たされない――。テクニックでは解決できない性愛の悩み。大切なのは感情を解き放ち、相手の目を見つめる「目合(ま…more
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『ゼロからトースターを作ってみた結果』
2015年9月25日『ゼロからトースターを作ってみた結果』は変わった本である。軽快な文章と興味深い数々の写真から、多くの知識を与えてくれる本だとも言える…more
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『さいごの色街 飛田』文庫解説 by 桜木紫乃
2015年2月4日井上さんの文章は構えがない。「よし、行くぞ」の前に走り出しているので、構えている暇がないのだ。敵が構えている間に斬っている。相手は斬…more
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『紳士協定 私のイギリス物語』文庫解説 by 鴻巣友季子
2014年11月16日『紳士協定 私のイギリス物語』は、佐藤優の一年あまりにわたるイギリス留学生活を主に綴ったノンフィクションである。その前後のソ連におけ…more
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『どうすれば「人」を創れるか アンドロイドになった私』文庫解説 by 平田オリザ
2014年11月15日"人間は、間違えるから魅力的なのではない。よくわからないから魅力的なのだ。そして、その「よくわからない」という点において、人間もロボ…more
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『無常という力』文庫解説 by 福岡伸一
2014年8月23日玄侑さんは、鴨長明の思想と言葉に対して心からリスペクトを示すと同時に、随所で、長明みたいに人間嫌いで、シニカルで、それでいて、自己憐…more
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『呪いの時代』文庫解説 by 森田真生
2014年7月25日内田樹さんの著書の解説を執筆するという大仕事を前にして、僕はいま、些かのためらいを感じている。書こうと思うことは確かにあるが、いざ書…more
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『日本の聖域 アンタッチャブル』文庫解説 by 田原総一朗
2014年7月24日私は、毎月「選択」が届くのを待ちかねる思いで、袋の封をあけるとまっさきに読むのが「日本のサンクチュアリ」である。新聞や他の雑誌では触…more
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『枯れるように死にたい 「老衰死」ができないわけ』解説 by 小鳥輝男
2014年5月18日今の日本では、死は病院で迎えるものと思われている。老健、特養(施設)の職員もそう思い込んでいる。だから、お年寄りは老衰で食べられなく…more