HONZ記事
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伝えることで、世界は変わるのか『君とまた、あの場所へ シリア難民の明日』
2016年4月30日本書に綴られているエピソードの多くは、暗く、重い気持ちになるものだ。だが、筆者自身の感情をなるべく抑えて穏やかに語られる言葉の数々は…more
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『言ってはいけない』不愉快な真実を直視せよ
2016年4月29日"最初に断っておくが、これは不愉快な本だ。だから、気分よく一日を終わりたい人は読むのをやめたほうがいい。表紙をめくるとこのような言葉…more
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『戦争の物理学』戦史と物理学の歴史の見事な融合
戦争の物理学の本を書いている。著者がこう話すと、周りからは「物理学が戦争と何の関わりがあるんだい?」という言葉が返ってきたという。続…more
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図鑑は「積ん読」でいい!?『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』
2016年4月27日本書は進学塾で講師として活躍した著者が、辞書、地図、図鑑を使って子どもの知的好奇心を刺激する、また知識を吸収し思考する力を育てる方法…more
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『宇宙からいかにヒトは生まれたか 偶然と必然の138億年史』
なぜヒトは宇宙論や生物学に惹かれるのか。それは僕たちの身体が星の欠片からできており、ヒトが細菌のような生物から進化してきたことを自覚…more
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『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで
2016年4月26日高野 秀行の最新刊は、固定観念の外側を探検する。テーマはずばり、納豆とは何か? ともすればアカデミックに着地してもおかしくないテーマ…more
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そもそもなぜ地球外天体は地球に到達するのか?──『ダークマターと恐竜絶滅―新理論で宇宙の謎に迫る』
2016年4月25日目の前の生活に一生懸命だと意識することもないが「我々はみな宇宙の中にいる一生物」なのである。地面が平らに見えても実際はほぼ球体である…more
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『大学でまなぶ日本の歴史』そうだったのか!が次々に
2016年4月24日各章ごとに末尾に参考文献が挙げられ、巻末にはおすすめの年表や歴史辞典、一般教養から専門的な研究に取り組むときに参考になる本も紹介され…more
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『シェア [ペーパーバック版] <共有>からビジネスを生みだす新戦略』
2010年に本書の日本語版が発売された頃、「シェアリングサービス」における現在の状況を、ここまで明確にイメージできた人はどれくらいい…more
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『フリー [ペーパーバック版] <無料>からお金を生みだす新戦略』
2009年に単行本として発売された『フリー』は、その後のWebサービスのあり方に大きな影響を与えた一冊である。その一方で、いまだフリ…more
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今週のいただきもの:2016年4月17日週
2016年4月23日"出版物の売上が好調で、再び印刷出版することを重版や増刷と言いますね。しかし、重版と増刷の違いをご存知ですか?重版とは版を改めて(修…more
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『貨幣の「新」世界史』ハンムラビ法典からビットコインまで
"本書『貨幣の「新」世界史』(原題Coined: The Rich Life of Money and How Its Histor…more
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『シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき』
本書は2005年にアメリカのViking社から刊行されたレイ・カーツワイルの大著"The Singularity Is Near: …more