
塩田 春香
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【連載】小林凛くんと国立科学博物館に行く!②
2014年09月18日”満月やうさぎ探して望遠鏡” まずは常設展・日本館1階「自然を見る技」の展示。トロートン天体望遠鏡が迎えてくれる。凛くんが科博に来るのは、昨年行われた特別展「深海展」に続き、これで2回目。去年は上野動物園にも行って、ハダカデバネズミに夢中に……more
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【連載】小林凛くんと国立科学博物館に行く!①
2014年09月17日"蒲公英や試練乗り越え一斉に" 苦しい時を経て、俳句にいきいきと描かれる自然への鋭い観察眼は、凛くんをサイエンスへの深い関心へと誘っていた。大阪で暮らす凛くんとお母さんが夏休みを利用して東京へ来ることになったのを機に、国立科学博物館を見学……more
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抱腹絶倒!ただの変人か、南方熊楠の再来か?『裏山の奇人』
2014年08月20日本書は、卓越した自然観察眼の持ち主である著者が、さまざまな生きものたちと対等な目線でつきあう、いうなれば「現代の南方熊楠活動記」、もしくは「日本版ソロモンの指輪」。描かれる生きものたちとの関わりは、抱腹絶倒の短編エッセイ集のようでもある。…more
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その気になれば、できるのか?『あしたから出版社』
2014年08月05日夏葉社。1976年生まれの島田潤一郎さんが、5年前に一人で立ち上げた。埋もれていた名著の復刊や、『本屋図鑑』『冬の本』などで知られる。内容はもちろんのこと、その魅力的な造本には、新刊が出るたびに脱帽させられてきた。いったいどんな人なんだろう?……more
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大切な人を、理不尽に喪ったことはありますか?『喪の途上にて――大事故遺族の悲哀の研究』
2014年07月01日1985年に起きた、日航ジャンボ機墜落事故。折しも夏休み、家族連れやビジネスマンで満席だった旅客機は羽田を発って間もなく操縦不能に陥り、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落。520人の命が喪われた。本書はその日航機事故を中心に、日本の修学旅行生らが犠……more
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『エピジェネティクス』見た目や性質は、氏か育ちか、だけじゃない?
2014年05月23日HONZ内で「これを読んでいないと、まるで話についていけない本」というのが存在する。中でも特に話題に上るのが、岩波科学ライブラリー『ハダカデバネズミ』『クマムシ?!』『フジツボ』の3冊。これらの本が、同じ編集者によって手がけられていたことをご……more