ありがたいことに、今日の朝日、読売、産経とそれぞれの新聞に『ノンフィクションはこれを読め!』の紹介記事が載り、「ノンこれ!」という愛称までいただいた。日曜日は、各紙、話題の本のレビューが載るのだが、この記事で興味を持つ人が多いのだ。石井光太さんの『ノンフィクション新世紀』も好調だそうなので、いい風が吹いてきている。
まずは欠席者のオススメ本を紹介しよう。休んでも、絶対にこれだけは忘れないあたりが、HONZメンバーの凄いところである。
スタッフで参加していた大統領選の特番は大好評だった山本尚毅
『中国人とインド人』はカブっていたので、あと2冊日本シリーズは惜しくも逃したが、日本ハムファイターズ監督、栗山秀樹、この1年の奮闘。
白衣を着ない精神科医の試み
缶詰研修中の久保洋介
「民間人が軍を管理しておけば攻撃的な戦争は起こさない」というのは神話にすぎないという本。軍が反対しているのに民間政治家が戦争に突っ走ったという戦争が意外に多くてびっくりです。
540万人もの人びとが紛争で亡くなっている荒廃する国コンゴで一人の女性が走り出した話。なんで走り?とグイグイ引き込まれる。
最近(?)流行のビックデータの動向をまとめている本。「客の空腹度と好みを予想し、適切な分量をレーンに流す回転寿司店」だとか「リアルタイムで勝ち負けをモニタリングし、ふてくされそうな客をケアするカジノ」など、面白い活用方法も紹介している。
ここからはオマケの2順目。実は、オマケのほうが気を抜いているだけ、意外でおかしい選書が多いのだ。
深津晋一郎なんともキナくさい日中関係の基本的なところをきちんと学ぼう、という人に。
新井文月なぜか村上隆推薦。
高村和久電車の中で読んでいたら、恥ずかしくなってしまったらしい。
田中大輔秋は京都、って刷り込みがあるんだろうか?
鈴木葉月鈴木のマイブームが“元素”なんだそうだ。
鰐部祥平成毛はプラモデルを作るためにすでに購入済みだそうだ。「オスプレイの資料としては一番いいよ」というお墨付き。
東えりか無期懲役囚、美達大和が生きる意味を自問自答する独白記
内藤順田中真紀子大臣の発言から、大学の将来はどうなるのか考えてしまう。
土屋敦本当に“感じが悪い人”っているよなあ。避けるだけで考えたこともなかった。
成毛眞どっちもどっち、って気がしないでもないけど…
麻木久仁子どっちを紹介しようか、さんざん悩んでいたので「両方OK」ということで。
仲野徹著者は中国人で、実に様々な建造物を紹介している。
村上浩日本の生き残る術は、ものづくり、特に手先の器用さと正確さではないだろうか。
栗下直也 「ついていったら、こうなった」シリーズ。この著者、命がけだわね。 井上卓磨大きな流れをざっくり掴むには、この本はとても役に立つ。
刀根明日香アラブの春の発端となった焼身自殺の真実
足立真穂「ものと人間の文化史」シリーズは、何かを調べたいときにまず手に取る本
ちょうどここで9時になる。サラリーマンのメンバーは時間に追われるように部屋を飛び出していき、時間がある人は、場所を移してお茶をしながら本の話の続きをする。これが朝会のいつもの風景だ。
メルマガ配信が始まったが、このままじゃつまらないので、コンテンツはこれから充実していこうと思っている。今回の朝会後、いくつも腹案がでてきた。果たしていくつ実現できるだろう。楽しみにしてほしい。