タイトルそのままの本だ。図鑑だからキレイなカラーイラスト満載。「公家服飾」「武家服飾」「町人男服飾」「江戸後期 町方女小袖」など15章で構成されていて細大もらさない。衣装だけでなく、たとえば江戸後期の男の髪型などというページもある。本多髷、若衆髷、銀杏髷、たばね、立髪など、歌舞伎ファンなどにとっては、ああなるほどなと感心することしきりだ。著者は江戸衣装考証家にして文筆業兼日本画家。いろんな人がいるもんだなあとさらに感心しきり。
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