麻木 久仁子
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『レッド・プラトーン 14時間の死闘』耳をつんざく砲弾の音、着弾時の振動、立ち込める煙
2017年11月24日本書は欠陥だらけの前哨・キーティングが、2009年10月3日の早朝、タリバンの総攻撃を受けてからの14時間の出来事を、分単位、ときに…more
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『パパは脳研究者』科学的視線で子供の成長を分析 「そうだったのか!」が満載
2017年10月23日ただいま子育て真っ最中の脳研究者・池谷裕二さんが、親バカぶりを遺憾なく発揮しつつ、一方で科学的な視線で子供の成長を分析する。そのバラ…more
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『時代劇の「嘘」と「演出」』クリエイターと 歴史家、「時代」をめぐるせめぎ合い
2017年8月24日『江』「新撰組」「太平記」等々。なつかし時代劇なら「鬼平」「鞍馬天狗」「子連れ狼」…。若い人にも人気を博した「JIN-仁-」「陰陽師…more
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『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』そこには、最低限の秩序だけがあった
2017年7月24日"「出勤日も、出勤・退勤時間も自由」 「欠勤の連絡をしなくてよい」 「嫌いな作業はやらなくてよい。好きな作業だけやればよい」 …more
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『字が汚い!』あきらめるのか? それとも本気を出すのか?
2017年4月24日"表紙いっぱいに汚い字が踊っている! その汚さに引き寄せられてしまった。 “何というか、筆跡そのものが子供っぽくて拙いのだ” …more
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『大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史』記述式問題は大人のために
2017年3月24日本書は東大・京大・一橋・慶応・早稲田といった難関大学の歴史の試験の記述問題を、著者の片山教授とともに解いてみようという本である。さす…more
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『江戸の乳と子ども いのちをつなぐ』母乳神話は、どのように育まれてきたのか?
2017年2月24日意外にも「母乳」という言葉は近代になってからの言葉だという。子どもを産めば母乳が出るのは当たり前と思うかもしれないが、そんなことはな…more
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『ルポ 児童相談所 一時保護所から考える子ども支援』まずは知ること、当事者の声を知るための第一歩
2017年1月24日本書には児童虐待問題の根底にある貧困対策の不足や、児童福祉に対する予算の手薄についてのべつつ、いかに公平公正な処遇を子どもたちに保証…more
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『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう!
2016年10月24日愛情を目に見える形にしなくてはというプレッシャーや、プロの料理人の味こそ目指すべきと思い込んで“日常”を見失ったことで、複雑になりハ…more
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『漂うままに島に着き』自ずと変わっていく自分
2016年8月24日"注文してあった『漂うままに島に着き』が届き、早速手に取ってみると、「移住の顛末記」と帯にあった。人生はどこまで軌道修正できるのか?…more
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『まちで闘う方法論 自己成長なくして、地域再生なし』 活性化とは「稼ぐこと」
2016年6月24日この本には、地域活動に一メンバーとして加わるところから、マネジャーとして参加者を率い、「活動」を「事業」にしていくための方法論まで、…more
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『人生はマナーでできている』決してひとりでは生きていけない人生を、人とどう関係していけるのか
2016年5月24日マナーは人を裁いたり値踏みしたりするためにあるのではない。決してひとりでは生きていけない人生を、人とどう関係していかれるか。そのため…more
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『大学でまなぶ日本の歴史』そうだったのか!が次々に
2016年4月24日各章ごとに末尾に参考文献が挙げられ、巻末にはおすすめの年表や歴史辞典、一般教養から専門的な研究に取り組むときに参考になる本も紹介され…more
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『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 』すべては他人事ではなく、自分自身である
2016年2月23日広い知見に触れているつもりでいても実は自分の考えを補強してくれるものばかり見てしまう「確証バイアス」、自分は平均より上だと思いたがる…more
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『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』知の力を信じるということ
2015年12月24日日中戦争当時、傀儡国家・満州国の最高学府として設立された国策大学が「満州建国大学」である。偽善のスローガンを、そのまま実践しようとし…more