上橋 菜穂子
川村学園女子大特任教授。累計380万部を超える『守り人』シリーズ(偕成社,新潮文庫)や,累計200万部を超える『獣の奏者』シリーズ(講談社)などで知られ,世界中に愛読者を持つ。2009年に英語版『精霊の守り人』で,米国で出版された翻訳児童文学の中で最も優れた作品に与えられるバチェルダー賞,2014年3月には「児童文学のノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞を受賞し,話題になった。最新作は『鹿の王』(角川書店)。謎の病をめぐる壮大なファンタジーであるとともに,ウィルスと人体の関係を探る医療サスペンスでもある。2016年春から3年間にわたって,NHK総合で,『守り人』シリーズ全10巻のドラマ化(主演・綾瀬はるか)が決定している。
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私とともに在る人と 『漢方水先案内 医学の東へ』を読んで――客員レビュー by 上橋 菜穂子
2015年4月8日読み始めたとたん強烈にひき込まれて、貪るように読んでしまう本というのがあるものですが、津田篤太郎先生の『漢方水先案内――医学の東へ』…more