久保 洋介
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一級の事故事例集『大惨事と情報隠蔽』
本書は多くの歴史的大惨事の主因が情報隠蔽であったという新しい視点を提示する一冊だ。原発事故、大規模リコール問題、金融危機に至るまで情…more
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『金融に未来はあるか』金融危機の必読書
今年これまでで、もっとも面白かった本である。世界金融危機関連本の必読書と言えるのが『リーマン・ショック・コンフィデンシャル』と本書だ…more
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『20 under 20』シリコンバレーの奇才たち
2011年から2016年までの6年間、著者は、とある物議を醸した若者向け起業プログラムを密着取材した。20組の20歳以下の学生がシリ…more
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『ゼロデイ』国家主導型サイバー攻撃の実態
2017年3月15日国家主導型サイバー攻撃の威力を最初に世界に知らしめたのはアメリカとイスラエル。2009年末にサイバー兵器「スタックスネット」を使い、…more
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トランプ政権の理論的支柱となる一冊『米中もし戦わば』
2017年2月15日2017年2月10日、日米首脳会談が実現し、両首脳は日米の友好関係を大々的にアピールした。米国のドナルド・トランプ新大統領にとって、…more
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『最高機密エージェント』10億ドルのスパイと呼ばれた男
時は1980年代前半、ソ連の最高機密文書をアメリカに提供しつづけた男がいた。「10億ドルの(価値ある)スパイ」とアメリカ政府の中枢か…more
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『喰い尽くされるアフリカ』天然資源に群がる謎の企業たち
2000年10月、中国政府は中国-アフリカ協力フォーラム第一回会議を北京で開催し、江沢民国家主席(当時)が中国のアフリカへの「対外進…more
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エネルギー界の池上彰が『原油暴落の謎を解く』
エネルギー問題を分かりやすく解説し、「エネルギー界の池上彰」と称される岩瀬昇さんが新書を出した。今回のテーマは原油価格。価格をキーワ…more
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『恐竜はホタルを見たか』光る生物の進化の歴史
本書を読みすすめていくと上手く著者に手のひらで転がされているのを感じることだろう。ところどころで「なぜ」と疑問を抱く箇所をわざとつく…more
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新入社員に贈りたい一冊『無敵の仕事術』
「少なからず世の中にインパクトを与えたい」「真のエリートやリーダーになりたい」そう熱い思いをもってビジネスの門を叩く若者は多い。ただ…more
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失敗の本質ーエネルギー版『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』
絶妙なタイミングで、過去の日本のエネルギー問題を振り返る本書が発刊された。今や「エネルギー界の池上彰」と称されるエネルギー専門家によ…more
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『GDP』20世紀でもっとも偉大な発明の歴史
「GDPは20世紀でもっとも偉大な発明のひとつ」アメリカ商務省がここまで賛辞を贈るのは異例だ。本書は、この「20世紀でもっとも偉大…more
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『ザ・カジノ・シティ』ラスベガスの風雲児
大きな野望と奇抜なアイデアを持った男が、いかにビジネスに成功し、街全体を変えていったのか、本書は稀代のホテル王の軌跡をたどる一冊であ…more
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神の眼をもつ男の半生『わたしの土地から大地へ』
「神の眼」を持つといわれ、今世紀最も偉大な写真家と称される男がいる、セバスチャン・サルガドだ。ブラジル金鉱で働く男たち、爆発しつづけ…more
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『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』中の人が語る新規プロジェクトの実録
本書は、日本の化学メーカーが、アフリカでBOPビジネスを立ち上げる過程を、プロジェクトを推進した当事者たちの視点から描く一冊だ。新規…more