久保 洋介
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『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤
太平洋戦争は石油の戦争といわれるわりに、私たちは事の顛末をきちんと理解していないのかもしれない。明治から現在までの日本の油田開発と資…more
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『東京都セレブ区福祉部』普段見えない世界
活気あり華やかなイメージある渋谷区であるが、区として大きな問題を抱えている。そして、その問題とは、「セレブ区」という響きから想像され…more
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『6度目の大絶滅』が今まさに進行中
約6500万年前の白亜紀末に恐竜ふくむ全生物種の70%が絶滅した大量絶滅にひとしい事態が今まさに起こっている。本書では、『ニューヨー…more
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『石油の帝国』国際政治経済を動かす黒幕
本書は、ピュリッツァー賞を二度も受賞した著者が、400以上ものインタビュー、現地調査、機密指定解除されたりWikiLeaksに暴露さ…more
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『深海8000mに挑んだ町工場』町工場の快進撃!
本書は、衰退する東京下町工場が世界初の偉業を成し遂げるまでの過程を追ったノンフィクションであり、町工場のおじさんがぶち上げた深海探査…more
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『世界一の紙芝居屋 ヤッサンの教え』新刊超速レビュー
2014年10月25日紙芝居が、KAMISHIBAIとして、最近、海外で評価されつつある。京都国際マンガミュージアムの名物紙芝居師で「紙芝居でノーベル平和…more
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『10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡』沖縄版、杉原千畝
胸が熱くなる一冊だ。戦後最後の沖縄県知事、島田叡。戦況が悪化する最中に沖縄県知事に就任し、沖縄戦にて戦争被害を最小限に食い止めるべく…more
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『泡沫候補 彼らはなぜ立候補するのか』現代のドン・キホーテたち
いわゆる泡沫候補と呼ばれるような人たちは、当選する見込みがほとんどないにもかかわらず、なぜ彼らは立候補するのか?その派手なパフォーマ…more
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『「科学者の楽園」をつくった男』いま話題の理研の歴史
2014年7月15日本書は、日本近代科学を牽引した理研の歴史を、当時の所属科学者たちの人物伝を中心に綴っている傑作ノンフィクションである。その物語の中心…more
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『テキヤはどこからやってくるのか?』知的好奇心を満たしてくれる一冊
2014年5月15日テキヤさんは、一体どういう人たちで、どこからやって来て、そしてどういう商慣習のもとで縁日や祭りに参加しているのか。本書は、普段なかな…more
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『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』上級ミステリー本
本書は、国民的大ベストセラー辞典の「生みの親」に光をあて、これまで注目されてこなかった国語辞典の誕生秘話を解き明かす一冊だ。合わせて…more
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『747 ジャンボをつくった男』プレミアムレビュー
本書は、ボーイング747の生みの親ジョー・サッターが自らの人生を綴った一冊。航空機産業の興隆に時を同じくして生まれた生粋の飛行機少年…more
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『イーロン・マスクの野望』桁外れの野心家
"我々が人類史上類をみない大変革の時に居合わせていることを気付かせてくれ、単調な毎日を過ごしがちな私たちをワクワクさせてくれる、そん…more
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『北からの世界史』北方世界に歴史があったんだ
北からの世界史: 柔らかい黄金と北極海航路 作者:宮崎 正勝 出版社:原書房 発売日:2013-11-21 まるで歴史ドキュメンタリ…more