「解説」から読む本
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アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
2014年9月19日意外に思われるかもしれないが、普段の角幡唯介はキリリとしたイケメンである。探検だの冒険だのしている男は、写真がむさくるしいものばかり…more
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『無常という力』文庫解説 by 福岡伸一
2014年8月23日玄侑さんは、鴨長明の思想と言葉に対して心からリスペクトを示すと同時に、随所で、長明みたいに人間嫌いで、シニカルで、それでいて、自己憐…more
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『音楽嗜好症』文庫解説 by 成毛 眞
2014年8月22日著者のオリヴァー・サックスは1933年生まれのニューヨーク大学医学部教授。現役の脳神経科医であり、世界的な人気作家でもある。ロバー…more
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『特攻の真意』文庫解説 by 大森 洋平
2014年8月5日本書は「特攻の生みの親」と言われた海軍中将大西瀧治郎が、いかなる真意のもとに特攻作戦を指導し、死に至るまで徹底抗戦を呼号したか、その…more
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『呪いの時代』文庫解説 by 森田真生
2014年7月25日内田樹さんの著書の解説を執筆するという大仕事を前にして、僕はいま、些かのためらいを感じている。書こうと思うことは確かにあるが、いざ書…more
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『日本の聖域 アンタッチャブル』文庫解説 by 田原総一朗
2014年7月24日私は、毎月「選択」が届くのを待ちかねる思いで、袋の封をあけるとまっさきに読むのが「日本のサンクチュアリ」である。新聞や他の雑誌では触…more
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『異邦人』文庫解説 by 麻木 久仁子
2014年7月11日国家とか歴史とかイデオロギー、社会構造という「大きな物語」に飲み込まれてしまうと、ひとつひとつの人生の機微がどこかへ行ってし…more
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『枯れるように死にたい 「老衰死」ができないわけ』解説 by 小鳥輝男
2014年5月18日今の日本では、死は病院で迎えるものと思われている。老健、特養(施設)の職員もそう思い込んでいる。だから、お年寄りは老衰で食べられなく…more
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『マツ☆キヨ 「ヘンな人」で生きる技術』解説 by 澤口俊之
2014年5月17日本当に「絶妙な組み合わせ」である。仮に池田先生が医師や物理学者だったとしても、マツコ・デラックスさんなら面白い対談になったかもしれな…more
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『僕は9歳のときから死と向きあってきた』文庫解説 by 徳永進
2014年5月15日変わらないものもある。厳然とある。人が病み、老い、死に直面するということは、変わりようもない。その人たちの前に医療者が立ち、何とか力…more
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『知ってても偉くないUSA語録』まえがき by 町山智浩
2014年4月23日この本は、週刊文春に連載されたコラム「言霊USA」をまとめたものです。一冊目『教科書に載ってないUSA語録』に続く二冊目で、2012…more
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『サードマン 奇跡の生還へ導く人』解説 by 角幡唯介
2014年4月12日もちろんいい本だとは思った。それに面白さという点でも群を抜いており、一気に読み終えたことも事実だ。この本は冒険を扱ったものではあるが…more
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『外務省に告ぐ』文庫解説 by 原田マハ
2014年4月11日本書の解説にまったくの畑違いである私を指名してきたのは佐藤優自身ということだった。そうと知って私は、「日本を代表するインテリの著作の…more
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『サードマン 奇跡の生還へ導く人』訳者あとがき by 伊豆原 弓
昔から、信仰やスポーツ、健康維持のため老若男女を問わず山と親しんできた日本人にとって、遭難事故はめずらしいことではない。これまでも山…more
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『人にはどれだけの物が必要か―ミニマム生活のすすめ』 文庫解説 by 浜 矩子
2014年4月10日"オープニング・シーン。人品卑しからぬオジサマが、道を行く。正体不明だ。時折り、かがむ。その動作が何回か繰り返される。何をやっている…more