HONZ記事
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『イブン・バットゥータと境域への旅』
14世紀の初めにモロッコで生を受けたイスラームの法官、イブン・バットゥータは、なぜ30年に及ぶ大旅行を達成し得たのか。その背景には、…more
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側近の書いた「信長」 『信長公記(全)』
2017年4月13日家臣が同時代に書いた、織田信長の一代記『信長公記』。これを歴史小説家が現代語で訳したのが本書だ。本能寺の変で自害するまでの15年間が…more
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『コンスタンツェ・モーツァルト 「悪妻伝説の虚実」』本当に「琥珀の中に閉じ込められた蠅」のようだったのか?
『コンスタンツェ・モーツァルト 「悪妻伝説の虚実」』は、世界三大悪妻とまで称されるモーツァルトの妻の実像に迫った一冊。伝説というもの…more
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人は見た目が、何パーセント?『顔ニモマケズ どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語』
2017年4月12日もしも顔などの見た目に大きなあざや変形などの目立つ症状がある場合、ネガティブな人生が約束されてしまうのか? 本書は、そうした症状をも…more
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『日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで 』 虚構と現実の境界
日本ノンフィクション史 – ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書) 作者:武田 徹 出版社:中…more
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『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』
"肘の靱帯再建であるトミー・ジョン手術。野球好き以外には聞き慣れない言葉かも知れないが、ダルビッシュ有や松坂大輔、古くは村田兆治など…more
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『中動態の世界 意志と責任の考古学』善でもなく、悪でもない。あいまいさを語る幻の文法
2017年4月11日かつて能動態でも受動態でもない「中動態」なる態が存在していたという。本書は、ある日忽然と姿を消してしまった中動態の足跡をミステリーさ…more
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『AI経営で会社は甦る』リアルでシリアスなSの世界
2017年4月10日冨山和彦氏の本は殆ど読んでいるが、本書は単にAI(人工知能)が関わるビジネス領域に留まらず、教育から地方創生から働き方論まで、今我が…more
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介護のひきだし 『がんばらない介護』
2017年4月9日本書『がんばらない介護』は、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟の家族3人を21年間にわたって1人で介護してきた著者がまとめ…more
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今週のいただきもの:2017年4月2日週
2017年4月8日六本木で「大エルミタージュ美術館展」がやっていますね。エルミタージュ美術館はルーブル美術館、メトロポリタン美術館とともに世界三大美術…more
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お師匠さん、待ってましたっ!『文楽・六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』ひたすらに
この春、襲名披露をおこなう六代豊竹呂太夫の伝記である。その赤裸々な人生の告白に、呂太夫師匠を知らない人にも、文楽を知らない人にも、間…more
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すべて捨てろ!『死してなお踊れ 一遍上人伝』
本書は、鎌倉時代において「踊り念仏」で知られる一遍上人の評伝だ。こうした本は、仏教用語を使うため堅苦しくなりがちだが、著者は口語で語…more
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HONZメンバー推薦! 人生で一番影響を受けた本
2017年4月6日春の合宿を行った際、今までで一番影響を受けた本を紹介せよ!という命令が成毛眞より下った。下は大学生から上は還暦オーバー組まで、「本が…more
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『「本をつくる」という仕事』書体から製本から校閲から一冊の本が届くまで
本が好きだ。物心ついてから、ずっと身近に本があり、気が付けば本に関する仕事をしていた。だが、私はどれだけ「本をつくる」という仕事に従…more