HONZ記事
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『奇妙な孤島の物語 私が行ったことのない、生涯行くこともないだろう50の島』
2016年3月1日見開きの両頁のすみずみにまで情報がひそんでいる。地図をしげしげと眺めるのにも似て、島名の上下にある小さな情報や、左頁のオレンジの地球…more
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『おいしさの人類史 人類初のひと噛みから「うまみ革命」まで』
2016年2月29日ニューオーリンズの日刊紙『ザ・タイムズ・ピカユーン』に勤務していた1997年に地球規模の魚類供給危機に関する記事を書いてピューリッツ…more
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人間らしさあふれる伝記 『ムハンマド─世界を変えた預言者の生涯』
ムハンマド、あまりに人間らしさにあふれているではないか。といえば、不謹慎になるのだろうか。抜群に面白い伝記であった。イスラームの開祖…more
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今週のいただきもの:2016年2月21日週
2016年2月27日ជម្រាបសួរ។(カンボジア語でこんにちは)さて、上記の文は正しく表示されているのでしょうか?携帯からですと文字化けしていると思…more
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『アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略』
本書の主題とは何か。それは、人間の本能に訴えかけ、いつの間にか他者の注意をこちらが目指すものに注がせるための仕組みについてだ。わたし…more
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『スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること』起こりそう、起こってもおかしくない、起こりうる
スペキュラティヴ・デザインは単一の価値観に異を唱え、自らも単一化したイメージとして理解されることを拒否する。厄介な問題に対する「ソリ…more
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全世界の本を分析した研究記録──『カルチャロミクス 文化をビッグデータで計測する』
カルチャロミクスとは耳慣れない単語だが、歴史上の変化を定量的に示す、言語や文化、歴史の新たな研究手法のことをそう呼称している。その活…more
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『サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠』Why? Japanese People!
2016年2月24日大企業病、組織の硬直化、派閥争い、セクショナリズム、官僚主義…。いわば企業における失敗の要因として語り尽くされたかのように思える本テ…more
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『CIAの秘密戦争 「テロとの戦い」の知られざる内幕』アメリカの対テロ戦争とCIA
2001年9月の同時多発テロは世界を変えた。少なくとも同テロ以降、アメリカはテロとの戦いに突入し、それは現在も続いている。そしてこの…more
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『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 』すべては他人事ではなく、自分自身である
2016年2月23日広い知見に触れているつもりでいても実は自分の考えを補強してくれるものばかり見てしまう「確証バイアス」、自分は平均より上だと思いたがる…more
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『発達障害の素顔 脳の発達と視覚形成からのアプローチ』 欠如ではなく、ずれ
" 本書で取り上げられる発達障害は、教育現場でその問題が指摘される自閉症スペクトラム障害やディスレクシアなどから、遺伝子疾患によるウ…more
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『小さな民のグローバル学』支配装置に組み込まれつつある、海の民モーケン人たち
2016年2月21日本書は、市場経済中心のグローバル化の波にもまれ、ときには生活を脅かされながらも生き抜く人びとの世界や、そこにかかわる国際協力について…more
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『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』
僕が歴史を好きになったのは、間違いなく中央公論社の「世界の歴史(旧版、16巻+別巻)」を読んだことがきっかけだった。世界最古の文明、…more
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今週のいただきもの:2016年2月14日週
2016年2月20日"獺祭魚(かわうそうおをまつる)、お酒好きな私は日本酒のことかと思ってしまいましたが、 中国の七十二候です。春になり、漁を始めたか…more