HONZ記事
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人、かくもたやすく悪魔になれり 『ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき』
1971年におこなわれた『スタンフォード監獄実験』の責任者ジンバルドーが、その全貌とその後の展開を著した本だ。きわめてシンプルな実験…more
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ぬくもりあるガラスの世界 『はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記』
2015年9月13日コップにまつわるノンフィクション、と言われても? ガラスのコップをイメージした装幀に、サブタイトルは「左藤吹きガラス工房奮闘記」とあ…more
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『印刷という革命 ルネサンスの本と日常生活』初期近代印刷文化の興亡と万有書誌の夢
ここに翻訳をお届けする『印刷という革命──ルネサンスの本と日常生活』は、西欧印刷史の泰斗アンドルー・ペティグリーが満を持して…more
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今週のいただきもの:2015年9月6日週
2015年9月12日"「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」 葉の上に降りた白露に風が吹きすさぶ様子から平安時代の人は秋を感…more
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『中国グローバル化の深層 「未完の大国」が世界を変える』
本書著者のシャンボー教授は、アメリカの政府、学問の世界、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめとするマスコミにおいて、中国研究の第一人者…more
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『顔ハメ看板ハマリ道』ハメるにハマるは、あなをかし
2015年9月11日本書は、日本全国津々浦々の、顔ハメ看板にハマりまくった男の活動記録である。10年前から活動を始め、ハマった看板の総数は約2000枚。…more
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草食系インドア派でも楽しめる『秘島図鑑』
"「どこか遠くの島にでも行きたい」。そんなことを今夏も考えていたが、行けぬままにすでに9月も半ば。そんな悶々とした気分をさらに悶々と…more
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『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』営業力か、技術力か、宣伝力か。インテルが教えるもっとも会社で重要な部署。
「コンピューターの性能は18か月ごとに指数関数的に上昇する」。1965年にインテルの創業者の一人であるゴードン・ムーアが書いた論文の…more
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『偶然の統計学』その偶然、意外と起こるかも?
当選番号が2回連続で一致した宝くじ、人生で雷に7回打たれた人、同じ選手から2日連続で出たホールインワン。一見きわめてありえないように…more
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『ファインマンさん 最後の授業』いつも心にモンダイを――世界と人生を楽しむために
本書は、1980年代はじめに若き物理学徒だったレナード・ムロディナウが、カリフォルニア工科大学で出会ったファインマンや同僚たちとの交…more
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『伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡 (上、下巻)』 忘れさられた兵器と人間ドラマを再び浮上させる!
1945年8月28日、米潜水艦セグンドは、日本の降伏文書調印式典に、米海軍の潜水艦の代表として列席するため、日本本州から約1000マ…more
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『文明の誕生 メソポタミア、ローマ、そして日本へ』
「ものごとの本質は祖型にこそよくあらわれる」、そうであれば、僕たちの文明がどこへ行くのかを考える際のヒントとして5000年前にメソポ…more
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構造をデザインする『メカニックデザイナーの仕事論』
2015年9月7日"本書は、数多くのアニメに携わってきたメカニックデザイナーが、40年以上に及ぶ仕事を振り返った一冊だ。タツノコプロでの修業時代や「機…more
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『ネオ・チャイナ 富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』
『ネオ・チャイナ 富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』は、現代中国の「今」を官と民のせめぎ合いという観点から描いたルポル…more
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『介護民俗学へようこそ!』介護現場でフィールドワーク!長生きしたくなる施設とは?
"前作『驚きの介護民俗学』(医学書院)読んだ衝撃はとても大きかった。 民俗学者である著者が、新たに選んだ仕事の場所は老人ホーム…more