HONZ記事
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『キャッチ・アンド・キル』女性たちに「別の扉」を開いた画期的スクープの裏側
映画業界の性加害報道が相次いでいる。週刊文春の報道をきっかけに被害にあった女性たちが次々に声をあげ、業界にはびこる性暴力の実態が明る…more
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『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』訳者あとがき
2022年4月24日本書は2021年に刊行されたジェフ・ホーキンスのA Thousand Brains: A New Theory of Intelli…more
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『鷹と生きる 鷹使い・松原英俊の半生』ー「Game Hawker/鷹匠」試写会を観て
2022年4月21日《鳥ものノンフィクションに外れなし》 予てから私が提唱している法則だ。鳥に関する、あるいは鳥に関わる人物を取材した本はほぼ100%面…more
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今週のいただきもの:2022年4月10日週
2022年4月17日「春野菜」と聞くとそれだけで心が躍りますが、一番は筍です。子供の頃、伊豆にいる親戚が毎年送ってくれたり、遊びに行った時は山で掘らせて…more
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『ベリングキャット』デジタルジャーナリズムの最前線
ジャーナリズムの使命は、「人々が本当に知りたいこと」を伝えることである。 それが唯一にして最大の役割といっていいかもしれない。だが「…more
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今週のいただきもの:2022年4月3日週
2022年4月10日今日はもうすっかり初夏のような天気ですが、散歩の途中で菜の花が咲いているのを見かけました。菜の花の「菜」とは食用を意味し、菜の花とは…more
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『家族』『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて』あるふたつの《家族の形》
2022年4月8日標準家族(世帯)という概念は、1960年代、家族構成としていちばん多かった会社員の夫と専業主婦の妻、子どもが二人の四人家族をいい、そ…more
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今週のいただきもの:2022年3月27日週
2022年4月4日昨日はお花見をしようと、三溪園の有料シートを買っていたのですが、あいにくの雨でした。三溪園は季節ごとに藤や蓮など、様々な花を楽しむこ…more
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『さよなら、野口健』愛憎入り混じる人間ドラマ。新しい人物ノンフィクションの誕生
本書の書き出しは穏やかではない。なにしろ京都で名高い縁切り神社の話から始まるのだ。そこは「悪縁」を切ることのできる最強の縁切り神社と…more
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「他人の価値」から自分を取り戻す『当事者は嘘をつく』
人間が、人間の形を保つことは難しい。私たちの自我は、ふとした瞬間に境界を失う。深く傷つけられたなら、なおさら形は保てない。だからとい…more
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現代のがん治療は間違えているのか?『悪いがん治療:誤った政策とエビデンスはどのようにがん患者を痛めつけるか』は現役腫瘍内科医からの挑戦状だ!
2022年4月2日ある種の快感を抱きながら読んだ。漠然とそうではないかと勘ぐっていたことを、ものの見事に説明してもらえたからだ。がんの新薬が次々と登場…more
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『最後の砦となれ』未知のウイルスとの闘いの記録
「あなたはこの先、コロナ禍のことを忘れてしまうだろう」 もし面と向かってこんな予言をされたら、あなたはどんな反応を示すだろうか。「そ…more
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『武器としての教養』教養がある人が最後には勝つ
2022年3月29日私と同じ1955年生まれの高校や大学の同級生たちが定年を迎えた。その彼らにあまり元気がなく、家で燻っていることが多い。国立大学の65…more