HONZ客員レビュー
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『生命、エネルギー、進化』この生物学の本にはぶっとんだ! 客員レビュー by ビル・ゲイツ
2016年10月7日ニックはジャレド・ダイアモンドのような書き手を思い起こさせる。世界について多くを説明する壮大な理論を考え出す人々だ。彼はそんな独創的…more
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『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』
2016年10月1日外来種と言えば、琵琶湖の在来種を脅かすブルーギルやブラックバスが脳裏に浮かぶ。いかにして駆除するか、心ない放流を食い止めるか。獰猛な…more
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『アイルランドの至宝 ケルズの書―復元模写及び色彩と図像の考察』
2016年9月29日"渾身の書である。1938年に生まれた著者は、55歳でアイルランドを訪れて、「世界で最も美しい本」(ケルズの書)に魅せられた。その頃…more
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『「「暗黒・中国」からの脱出 逃亡・逮捕・拷問・脱獄』法治人物から一転、お尋ね者に。そして亡命劇へ
2016年8月4日『「暗黒・中国」からの脱出』は、中国当局からの弾圧対象となった若きエリートによる逃亡譚である。中国国内のイスラム村、ミャンマーの軍閥…more
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『中国 虫の奇聞録』
古来、虫は生き物の総称で、万物が五つの元素からなるとする五行説に従い、中国では全ての生き物が五虫に分類されていた。羽虫(長は鳳凰)、…more
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『アフガン・対テロ戦争の研究―タリバンはなぜ復活したのか』
2016年6月26日本書は、地域の歴史を丹念に掘り起こしながら、個々の軍事作戦の細部に至るまで丁寧な分析を進めていく。当初、タリバンのリーダー、オマルは…more
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『一人の詩人と二人の画家 D・H・ロレンスとニューメキシコ』
2016年6月19日本書は、ロレンス夫妻としばし生活を共にしたデンマーク人の画家(クヌド・メリル)の回想録であるが、これほど生身のロレンスの素顔を率直に…more