おすすめ本レビュー
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『ゼロデイ』国家主導型サイバー攻撃の実態
2017年3月15日国家主導型サイバー攻撃の威力を最初に世界に知らしめたのはアメリカとイスラエル。2009年末にサイバー兵器「スタックスネット」を使い、…more
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大阪で飲み、食う。『いっとかなあかん店 大阪』
2017年3月13日お好み焼き、きつねうどん、押し寿司、ホルモン焼き、カレー、玉子トースト、ドーナツ、いか焼き……これは、私のアタマに読後浮かんだ食べた…more
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『毒々生物の奇妙な進化』”悪魔の生物兵器”が見せる深遠な生物進化史
マレーシアで金正男が暗殺された。VXという毒物が使われたと報じられている。この物質は人類がつくりだした化合物でもっとも毒性が高いと言…more
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『Y先生と競馬』 先生と“賭け”めぐった日々
2017年3月9日敬愛する直木賞作家・山口瞳(Y先生)と著者が過ごした、夢のような日々。もとは作家と編集者という二人だが、その関係性をはるかに飛び越え…more
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凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』
2017年3月8日本書は深いテーマを掘り下げていく類の本ではないからこれ一冊で全てがOKというわけではないけれども、その代わりに俯瞰的に宇宙の歴史をま…more
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『ギリシア人の物語Ⅱ 民主制の成熟と崩壊』現代と引き比べるアテネ
2017年3月6日待望の『ギリシア人の物語Ⅱ』が上梓された。急速に隆盛し急速に衰退したギリシア人の歴史を著者は三巻にまとめると最初に語っている。ならば…more
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『子どもの死を祈る親たち』魂の叫びは届くのか!
2017年3月5日"本書は子育て論ではない。押川の仕事は、目の前にいる瀕死の状態にある本人と家族に対して、医者のように治療を模索し回復を手助けすること…more
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『家族最後の日』植本一子の見えすぎる目
2017年3月3日植本一子の凄いところは、新作を発表するたびにメガ進化しているところだ。本書では3つのヘビーな出来事が語られる。広島に住む母との訣別、…more
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細胞レベルから健康になる 『テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム』
2017年3月2日「同じ年齢なのにどうしてこうも違うのか」と思うことが少なくない。たとえば同じ60歳でも、Aさんは背筋がピンとしていて、肌には張りがあ…more
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『1984年のUWF』 最強という幻想
"『1984年のUWF』は、真剣勝負たる“シューティング・プロレス”を謳ったUWFがどのように誕生し、多くのファンを魅了し、そして崩…more
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『宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人』誰も見たことのない宮沢賢治を描く
2017年3月1日"賢治を愛する者は、誰もが「自分だけの賢治像」を大切に持っている。ぼくの場合は「超一流の教師」「歩く人」「大正の煩悶青年」の3つだ。…more
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『兵士に聞け 最終章』ついに完結する「兵士シリーズ」
ノンフィクション作家、杉山隆男の代表作といえば「兵士シリーズ」だろう。このシリーズは国防と言う重大な任務を背負いながら、国民にあまり…more
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『魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く』忘却へのジレンマが、それぞれの物語を生み出す
数年前から被災地で、まことしやかに囁かれてきた不思議な体験の数々。多くの人にとってかけがえのないものでありながら、「誰も信じてくれな…more
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『フィリピンパブ嬢の社会学』学問を踏み越えて、愛する人とともに
2017年2月27日本書は、在日フィリピン女性の生活を研究するうちに、フィリピンパブで働くホステスとデキてしまった青年が、その実態を赤裸々に描いたユニー…more