おすすめ本レビュー
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『学びとは何か』乳幼児の言語発達から超一流の学びまで
最終章には子供用の玩具の選び方、数多ある遊びのプログラムを目利きする考え方、そして探究する子を育てるためのシンプルな鉄則に触れている…more
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加速するテクノロジーといかにして付き合っていくべきか──『人間VSテクノロジー:人は先端科学の暴走を止められるのか』
2016年3月25日邦題からはちとわかりづらいが、本書は原題が『A Dangerous Master How to Keep Technology f…more
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『都市の起源 古代の先進地域=西アジアを掘る』 よそ者が都市をつくった
2016年3月22日"都市は人を惹きつける。整備されたインフラがもたらす快適な生活、次々にもたらされる新たな出会い、世界に解き放たれる前の情報など、都市…more
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『兵士は戦場で何を見たのか』破壊される男たち
2016年3月18日2007年、カンザスのフォート・ライリーを拠点にしていた第16連隊第2大隊は念願のイラク派兵に臨むことになった。指揮官のカウズラリッ…more
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自分を表現し他者を受け入れる 『FUN! FUN! NuRIE ~みんなで楽しむ大きなぬり絵の本』
2016年3月17日これは、日本発の新しいアートの本だ。いま、“コロリアージュ”というフランス発のぬり絵がブームになっているが、“NuRIE”は日本一大…more
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ウブな日本人必読!『国が崩壊しても平気な中国人 会社がヤバいだけで真っ青な日本人』
本書のタイトルをみて「えー、何でこんな本をHONZで紹介するの?」と思った方、ちょっと待った。本書は凡百の嫌中書とはわけが違う。なに…more
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松尾芭蕉マニアもいる?!等身大の北朝鮮がみえてくる『実録・北の三叉路』
本書は北朝鮮系の人々を描いたノンフィクションである。北朝鮮、といっても、日頃の報道番組が扱うような、政治的な話にフォーカスしたもので…more
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巨大生物は偉大なり 『巨大生物解剖図鑑』
2016年3月14日あらためて進化というのは面白いものだと感動した。なにをいまさらではあるが、百聞は一見にしかず。巨大生物の解剖と生理を目の当たりにする…more
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アメリカの図書館戦争 『古書泥棒という職業の男たち』
2016年3月13日映画になりそうな犯罪ノンフィクションはいかが? 主人公は一癖もふた癖もある本泥棒とガッツのある図書館司書たち。あの手この手の知恵をし…more
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ブータンや北欧も越える?! 災害をものともしない『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』
先月、史上最大規模のサイクロンが、南太平洋に浮かぶ島嶼国フィジーを襲った。だがその後間もない時期にSNSで目にしたのは満面の笑みのフ…more
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こうして角田美代子は、人間をロボット化させた! 『尼崎事件 支配・服従の心理分析』から見えた戦慄のメカニズム
2016年3月12日尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。首謀者の角田美代子は、長年に渡り、様々…more
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わたしも、ひとりではない。『死者が立ち止まる場所 日本人の死生観』時計が再び動き出すとき
本書は、大切な人を亡くした喪失感から少しずつ心が蘇生してゆく記録であり、優れた紀行文であり、内から外から日本を見つめた文化論でもある…more
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『マーケット進化論』不完全さと向き合った人々の物語
日本の市場経済はどのように形成され、進化してきたか? その洗練のプロセスを、律令時代にまでさかのぼって解き明かしていく本である。more
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魂の作家『手の国の鬼才たちMIZUMA』
2016年3月7日"本書はミズマアートギャラリーのオーナー三潴末雄氏が、寡作と言われようとも手を動かし黙々と制作する所属作家30名についての魅力を語っ…more