おすすめ本レビュー
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ブームを突き詰める『「ない仕事」の作り方』
2015年12月7日本書では、これまで世の中に無かった仕事を、さも「ある」ものとし仕事するまでの過程を公開している。その中には、イラストや執筆、漫画、イ…more
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『歴史手帳 2016年版』 手帳のイノベーション
2015年12月4日"この12月に労働安全衛生法が改正され、50名以上の事業所について、全従業員へのストレスチェックが義務化される。本屋さんでは、日記・…more
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『巨人軍の巨人 馬場正平』ジャイアント馬場への助走
2015年12月3日「果たして野球人の馬場とはどんな選手だったのか」を解き明かすのが、本書の大きな狙いの一つだ。著者は約半世紀前の記録をひもときながら、…more
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『「見えざる手」と「見えざる心」』 白馬に乗った王子様には掃除をすべき城がある
おとぎ話はたいてい、王子と姫が試練の末に結ばれ、その後ずっとお城で幸せに暮らしました、というところで終わる。物語としてはそれでいいの…more
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『ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた』 ヒトは史上最強のインベーダー
"本書は「なぜネアンデルタール人が絶滅し、初期現世人類は絶滅しなかったのかという人類学の大問題」に、最新の研究結果と巧みな想像力で迫…more
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地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』
この本は、田口氏が書店員として積んできた経験の中から、書店の仕事をするうえで大切にしていることを具体例で紹介している。それはあくまで…more
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『代替医療の光と闇』繰り返される悲劇に巻き込まれないために
著者は長年医療の現場で患者と向き合ってきた医者であり、標準医療による治療に失望させられてきた。しかし、だからといって、代替医療を盲目…more
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当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』
科学者も法律家も仮説からスタートする。しかし、法廷と科学の世界はそれぞれがまったく異なった伝統を代表していて、科学による真実の追求と…more
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読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』
本書『眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密』はその書名通り、眠っている時に脳で起こっていることを解き明…more
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『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実
2015年11月24日何かが根本的に変わってしまい、引き返す事が出来なくなる事態に至ったことが、遍く理解されるときというのは、その時代に生きる人々にとって…more
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『殺人犯との対話』人は人をなぜ殺すのか
2015年11月20日本書では北村孝紘、松永太、角田美代子など平成の凶悪殺人事件の主犯10人に迫っている。凶悪という言葉がかすむほど、彼らの犯行は理不尽で…more
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『よく眠るための科学が教える10の秘密』眠くならない睡眠本
2015年11月19日人生の3分の1を占めているにもかかわらず、睡眠について知らないことはたくさんある。快眠の秘訣から楽しい夢を見る方法に至るまで、多様な…more
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『ペルシア王は天ぷらがお好き?』言語学から見る食の歴史には、驚きがいっぱい!
天ぷらの語源がポルトガル語の「調理」を意味する「tempero」だとされることは、今日では多くの人の知るべきところであろう。しかし、…more
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『私のインタヴュー』「女優の私」から「個人の私」へ
5歳で映画界デビューを果たし、年に20本も30本も映画に出演した子ども時代、小学校に通い学ぶ機会さえ与えられず、親類縁者の生活を担っ…more