おすすめ本レビュー
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『ダンスチーム ラブジャンクス』笑顔の天使たちが踊るとき
2015年3月22日、「世界ダウン症の日」が制定されてから10年目の記念日に「ONE+LOVE WORLD」というイベントが、かめあ…more
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『動物翻訳家』動物たちが幸せに暮らせるように
読み始めると小学校の時、夢中になったドリトル先生を思い出し、時間を忘れてしまった。図鑑を見ながら憧れていた動物園の飼育員。この本の中…more
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目指せデータ駆動型社会(not ディストピア)──『ソーシャル物理学』
2015年10月5日これまでのところ、人間の行動は自由意志によってコントロールされており予測することは情報的に困難だというのが常識だった。その状況が今、…more
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凄みある現場の声 『「子供を殺してください」という親たち』
2015年10月3日本書は、精神を病んだ人を説得し医療につなげる「精神障害者移送サービス」に従事する著者がまとめた本だ。生命の危険を伴う仕事であろうこと…more
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『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病』 人体はどこからきたのか 人体はどのようなものか、人体はどこへ行くのか
人間の進化と健康と病を中核的テーマとした本書は、3部構成となっている。第一部“サルとヒト”は、チンパンジーともネアンデルタール人とも…more
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『ありのままの私』何が息苦しさを生み出すのか?
2015年10月1日本書はセクシュアリティを切り口とした社会学の本なのだ。いや、そもそもセクシュアリティ自体が人間の一部であり、社会の一部であり、何か特…more
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『世界のしゃがみ方』-便所ナショナリズムをこえて
2015年9月30日本書を読むと、自分の認識が浅はかであったことを思い知る。立ってすることにこだわったことに対してではない。日本男児でなくても、ついこの…more
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『脱出老人』覚悟を決めたら福が来る?
2015年9月29日温暖な気候、物価の安さ、地理的な距離といった点から老後の海外移住先として人気を集めるのが、東南アジアだ。中でも、永住に必要なビザの取…more
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「文明」の土台を知るために──『人類を変えた素晴らしき10の材料』
本書『人類を変えた素晴らしき10の材料』はその書名の通りに、この世界に存在している10個の材料をメインとして、その性質はどのような化…more
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『人類を変えた素晴らしき10の材料』鋼鉄・ガラス・グラファイト、すべての材料は材料からできている
文明とは煎じ詰めれば材料の集合体であり、万物は数々の材料から形づくられる。本書では鋼鉄やチョコレート、ガラスやインプラントなど10種…more
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夢の抗がん剤はこうして生まれた!『フィラデルフィア染色体』
2015年9月27日『フィラデルフィア染色体』と聞いても、医学関係者以外は何のことかわからないだろう。それは、血液細胞の「がん」のひとつである慢性骨髄性…more
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家の前に大きなピレネー犬が倒れていた! さあどうする?『その道のプロに聞く 生きものの持ちかた』
朝、会社に行こうと玄関のドアを開けたら、大きなピレネー犬が倒れていた。大変だ、病院に運ばなきゃ! でも、こんな大型犬、どうやって持…more
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『このレシピがすごい!』小さな違いに大きな思想と信念
2015年9月23日本書には人気料理研究家が次々に登場する。それぞれが、じつに個性豊かな考え方で料理に取り組んでいる事が分る。例えば「黒豆」のレシピにつ…more